シャンプーをミクロ視点で見る:髪の構造とシャンプーとリンスの原理

美容と健康
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初出:2014/06/03 Vol.70 シャンプーをミクロ視点で見る1

Joker
Joker

先生、今回は髪の毛の構造と、シャンプーとリンスの話ですか。

くられ
くられ

日頃あんまり気にしないけど、科学的にどういう働きをしているのかを踏まえておく事には意味がある。

Joker
Joker

いつも言ってる「科学の目で見る」という奴ですね・・・ところで先生、絵に描いたようなアフロでところどころ焦げてますが、どうしたんですか?

くられ
くられ

実験は成功したのだが、試作品を瓶詰めして実験室から出た時に猫が降ってきてね。

Joker
Joker

おおう・・・猫は無事だったんですか?

くられ
くられ

猫は無事!

髪の毛の構造

シャンプーとリンス。当たり前すぎる日常ですが、頭髪でシャンプーやリンスが何をしているのかまで考えている人は少ないと思います。しかし、そうやって科学的に考えることで、本質が見えてくるわけです。

ご存じの方もいると思いますが、髪の毛は生きた細胞で出来てるわけではなく、毛根から死んだ細胞が連なったものとして伸びてくるものです。

髪の毛は、海苔で海苔巻きを作るご飯のかわりにうどんを入れて、中心部にかんぴょうがはいった様な構造をしています。かんぴょう部分(中心軸)をメデュラ、うどん部分をコルテックス、そして海苔にあたる部分がキューティクルと呼ばれています。

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シャンプーとリンスの働き

シャンプーというのは、頭髪と頭皮についた余分な皮脂や汚れを落とすのが目的なので、界面活性剤を使います。

油性の汚れは表面に疎水性の分子の手が出ているので、そこに仲良く手を繋いで引っぺがすのが陰イオン界面活性剤です。セッケンをはじめ大半のシャンプーの成分がコレです。

界面活性剤の働きをよくするために、pHもアルカリ性に傾けて調整してあります(セッケンはもともとアルカリ性)。ただその結果、髪の毛のキューティクルもささくれ立ってめくれた状態になります。

これが洗っただけの状態のキシキシした状態で、そのままにしておくと、めくれ上がったところから剥がれ落ちたりもつれたりと痛みやすくなってしまうので、キューティクルを大人しくさせるために酸性の液体で中和して偏りをなくしてあげます。

そうしてキューティクルを閉じた上で、衛生的な観点から、奪いすぎた油分を足して上げることで、髪の毛という素材が長持ちするように手入れをするわけです。

つまり、シャンプーとリンスは、原理的には、セッケンと酢と油で十分できる事になります。実際、セッケンが渡来してから昭和初期までは、セッケンで髪を洗った後に酢で中和して、失われた油分を椿油などで補っていたりもしました。

次回はこの辺の工程を踏まえた上で、現代ではどのように髪のケアをしていけばいいのか、という話をしようと思います。

なお、オススメのシャンプーは?と言われれば、合う合わないは個人差があるものの、市販されているものでくせ毛の自分にぴったりだったのがコレ(今は違うけど)。

また、同一ブランドのコンディショナーとトリートメントオイルもオススメです。

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