【機械王の休日】最強の潤滑油:フッ素系オイルで何でもスベスベに!

機械工作と科学装置
フッ素系オイルの大入りボトル
スポンサーリンク

初出:2019/12/17 Vol.359 機械王の休日:最強のオイル、フッ素系オイルを使う

Joker
Joker

POKA先生、なんかスプレーボトルとかスポイト付きの小瓶とかがたくさん並んでますが、それは一体・・・

POKA
POKA

うむ。これは潤滑用の各種オイルやスプレーだな。今回はこの小瓶の中身、最強の潤滑油「フッ素系オイル」の紹介である!

Joker
Joker

へぇ〜〜〜、そんな油があるんですね。なんかやたらお高いと聞きましたが。

POKA
POKA

はっはっは。まとまった量を買うとなかなか豪快なお値段がするぞ! 潤滑性能は最高でなんでもスベスベになる(ポタポタ)

Joker
Joker

おお、手がスベスベに・・・

くられ
くられ

おや、二人ともそんなところで何を・・・おおぅっ(ズルッ!)

POKA
POKA

ちなみに、うっかり床にこぼすとこうなる!

Joker
Joker

うわあ・・・見事に一回転しましたね。頭にデカイメスが・・・

くられ
くられ

ど・・・どりふ・・・(ちーん)

※本当に危険なのでくれぐれも取り扱いには注意しましょう。転倒は冗談になりません。

機械王の休日、第78回をお送りします。今回は潤滑油として極めて優秀な「フッ素系オイル」を、POKA先生に紹介していただきます。なかなかお高い油のようですが、大変使い勝手が良いそうです。

フッ素系オイルとは

工作では潤滑油などの用途で、様々なオイルを使うわけですが、オイルと一口に言っても種類があり、大別すると鉱物油と合成油があります。

今回はこの中から、合成油の話をしましょう。合成油はシリコーン系やリン酸系など多々あり、シリコーンスプレーなどはパイプを綺麗に切断する方法の記事でもちょっと触れました。詳細は関連記事からどうぞ。

これら合成油の中でも、もっとも高性能だと言えるのが「フッ素系」の合成油です。

フッ素系オイルは、化学的に極めて安定しているのが特徴です。酸、アルカリに強く、更には、親水性、親油性の液体にも溶けません。その質感は、液体のテフロン樹脂といった感じです。

スポンサーリンク

小分けにして使おう

化学的に安定していてちょっとやそっとでは性質が変化しない、ということは、それだけいろんなところに使える、ということです。これはとても素晴らしい特徴で、過酷な環境でも使いやすいわけですが、しかし、弱点もあります。

ぶっちゃけると、かなり高価な油なのです。他の油で代用できるなら、そっちを使った方がお得。

また、先ほど画像で紹介したフッ素系オイルが入ったボトル、見た目だと500ccくらいかな、といった容量ですが、実のところはこれで1kg入りとなっています。それだけズッシリと重たい液体だということですね。

この辺の事情もあり、大入りのボトルから直接取り出すとホコリなどが混入するので、小分けにして使うのが無難と言えます。

こんな感じの、必要量のみをスポイトでポタポタ垂らせる小瓶が良いでしょう。お高い油ですし、無駄にはできません。

ネット通販にアロマオイル用の小瓶なんかが売ってるので、手頃かもしれませんね。

スポンサーリンク

潤滑剤としては極めて優れている

さてこのフッ素系オイル、極めて潤滑性に優れています。

具体的な用途としては、自転車の潤滑剤や、真空中の潤滑剤などに使われています。今回は、試しにファスナーの潤滑に使ってみました。

ファスナーに少し垂らしてやると、開閉がとても滑らかになります。潤滑油としての性能は最高だと言っていいでしょう。先ほども言った通り、化学的に安定しており、金属もプラスチックもまったく腐食しないので、どんな材料にも安心して使えます。

あまりによく滑るので、床に垂らしたりするとバナナの皮なんかメじゃないレベルですっ転ぶ危険があるので注意が必要なほどです。間違ってもイタズラに使わないように!

あとは、手に付着すると驚くほどスベスベになったりもしますね。毒性は低いとは考えられますが、工業用なのでハンドオイルがわりにするのは良くないでしょうが・・・(笑)

フッ素系オイルはいいぞ、諸君!

スポンサーリンク

関連記事

前回:カプトンテープでカーボン皮膜を作る

シリコーンスプレーを吹いてパイプを綺麗に切断

この記事ではシリコーンスプレーを使っていますが、「フッ素オイル配合」の、ごく少量が使われているであろうスプレーとのお値段を比較してやると・・・オイルそのものをまとまった量となると、なかなか豪快なお値段になるのです(笑)。

金属加工用のタッピングスプレー

油を使わない潤滑スプレー

オイルストーンでメスを再研磨

タイトルとURLをコピーしました