非常食は災害によって違う!アリエナイ理科式緊急時対応食のススメ

生活と科学
スポンサーリンク

初出:2017/01/03 Vol.205 非常時と非常食

Joker
Joker

どうやら大型の台風がやってくるみたいですよ、先生。

くられ
くられ

そのようだな。何、非常用の持ち出しグッズ類は事前に点検を済ませてあるし、賞味期限も大丈夫だ。

Joker
Joker

ああ、対策してるつもりで賞味期限切れとか笑えないですからね。

POKA
POKA

はっはっは。もし電気が止まっても、発電機があるので問題ないぞ!

くられ
くられ

・・・まあ、本当の非常時には、備蓄があるとかペラペラ喋らない方がいいけど。集られるし。

Joker
Joker

自衛は大事ですね・・・ま、それはそれとして、コロッケでも揚げましょうか?

くられ
くられ

台風コロッケも随分昔のネタだが、定着したものだよなぁ・・・

災害対策をしよう

日本はとても自然災害の多い国です。

地震や台風などへの備えは、いくらしておいてもしたりないということはないでしょう。

しかし、一言に災害対策といったところで、今ひとつピンと来ない方もいるはず。

それに、災害の種類に応じて、対策の内容も変わってきます。

今回は、そういった非常時における非常食を中心に、災害への備えの話をしようかと思います。

スポンサーリンク

災害時における非常食

非常食。有名なのは、乾パンや缶詰といったものですね。

しかし、想定する災害別に、非常食の概念は違ってきます。

まず、真っ先に思いつく非常食というのは、地震などの家から飛び出すときに、荷物の中に入れておくレベルのものですね。

これは、一般に想像される非常食そのもので、開けるだけで食べられるというものがメインです。

目的としては、災害救助が来るまでの、最悪三日間程度しのげれば良いというもの。

正直なところ、日本という狭い国で、漫画「ドラゴンヘッド」ばりの超カタストロフ級地震でも起きない限り、救援物資はすぐに到着しますし、ぶっちゃけ、三日くらいなら何も食わなくても死にませんから、糖質をベースに保存の利く乾パンやクッキーの類が選ばれるわけです。

ちなみに、カロリーメイトなんかも非常用の長期保存できるタイプが存在していて、賞味期限は普通のものが一年なのに対して、三年ほど。

スポンサーリンク

避難する際に重要なのは食べ物より水と衛生

従って、地震や台風などの災害・・・家から避難する場合に対する非常用の装備は、かさが少なくカロリーが手軽に取れるものを、鞄の余ったスペースに入れておく程度で良いです。

充実させる必要があるのは、非常時に最も生命線となる「水」にまつわるもの、さらに衛生面に関係する備品を充実させるべきでしょう。

三日くらい食わなくても人間は死にませんが、三日も水が飲めない状態が続くと人間は死にます。

ホームセンターなどで売られている災害用の緊急バッグの中身を見ると、食べ物に気を取られすぎていて、水があまりにも少なく、また、衛生面でも不安のある装備・・・というパターンが少なくありません。

とりあえず、水分は一日に500mlを一人が必要とするとして、三日を考えれば1.5リットルが必要です。一人分で、です。

さらに、雨水や泥水を濾して飲むことのできる濾過ストローや、ウェットティッシュ、救急セットに重点をおくべきでしょう。

食べ物は、カロリーバーのようなものでなくとも、チョコバー程度を無造作に何個か入れておけば十分。人間の脳は糖分しか栄養に使えない上に、緊急時は脳がフル稼働するので、かなり血糖値が下がり気味になります。

そういう意味でも、カロリーバーのほかを選ぶのであれば、砂糖のかたまりである「飴」や「氷砂糖」は、保存性も高く、唾液を出すことで緊張を緩和させたりと、メリットが多いです。

・・・間違ってもシュガーレスの飴なんかを買わないように(笑)。

スポンサーリンク

自宅に籠城する場合は性質が変わる

次に考えられる非常時の非常食。それは「籠城戦」です。

この飽食の日本で籠城なんてあり得るわけがない・・・と思う人も多いかと思いますが、例えば、現在最も危惧されている新型インフルエンザによるパンデミックが、指数関数的広がりを見せた場合や、地震によるマンションなどへの閉じ込めなどが想定できます。

この場合、二、三週間は籠城しないと餓死ということになりかねません。

また、現在は電気やガスといったインフラが当たり前ですが、そういうものが、いきなりフッツリ無くなる可能性を考えて、せめて一週間くらいの備蓄をしておくのは、決して間違った選択ではないと思います。

その場合は、量はすごく多くても保存スペースさえあれば、いくらでも格納できるわけで、持ち出し用とはまったく性質が変わってきます。

もちろんレトルト食品、インスタント、ペットボトルの水などで一、二週間ほど籠城できるように備蓄しておければ最高ですが、さすがにそれを、来るのかわからない災害に備えておくのは馬鹿馬鹿しいという人もいると思うので最低限のセットを想定しましょう。

スポンサーリンク

自宅籠城用の備え

そうなると、まずガス・電気が止まる可能性を考えてカセットコンロがあると大変に重宝します。

これによって火と明かりが共用できるので、後は長期保存の利く食べ物で、なおかつカロリー単価が高いものが良いですね。

であれば、一週間分の水、賞味期限がかなり長いパンケーキの素や、さらに賞味期限が長い小麦粉に、これまた賞味期限のない砂糖、そして未開封であれば賞味期限はほぼない油と、そういう態勢で備えておくくらいはできるかと思います。

この辺、日常使いして更新していく事も可能ですしね。

災害によってインフラが麻痺しても、余裕を持てるということは大きなアドバンテージとなります。

スポンサーリンク

本当に大事な事は?

また、非常食や備蓄に関して最も大事なのは、「人に言わない」ということに尽きます。

備蓄をしているというのを自慢げに言っているのは、非常時に頼りにしてくれと言っているのと同じでしょう。

装備品を自慢しているプレッパーズはプレッパーズにあらず!

汚い発想かもしれませんが、備えてなくて死ぬやつは自業自得です。

自衛の基本は他人なんぞより自分が助かる・・・を最優先事項にするわけなので、常日頃から様々な危機管理について、うっすらでも良いので「どうしたらいいか」を脳内非常訓練しておくと、何倍も「非常食」を活用できるんじゃないでしょうか?

スポンサーリンク

関連記事

くられ先生の救急箱講座

いざという時に持っておきたいLEDライト

POKA先生が実際に持ってる電気が止まっても安心の発電機

公衆衛生に大事な「ハイター」

どうして人に水分が必要なのか

ヘルドクターくられのサバイバル薬草講座

宣伝

「アリエナイ理科ノ大事典」改訂版が発売されました!

大好評につき早くも第4刷!「アリエナイ理科ノ大事典2」、発売中です。

タイトルとURLをコピーしました