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【機械王の休日】代用品の科学:ホウ砂をロウ付け用フラックスに使う

機械工作と科学装置
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初出:2018/11/27 Vol.304 機械王の休日:ホウ砂をロウ付け用フラックスとして使う

POKA
POKA

金属の接合はロウ付けならガスバーナーで手軽に出来るのだ!

くられ
くられ

おっとこんなところにガソリンが・・・(フラグ)

Firefoxな小芝居はさておき、機械王の休日、第23回をお送りします。今回は、ハンダ付け以上で溶接に匹敵するのに比較的手軽な銀ロウ付け、それに使うフラックスの代用品についての話です。こと、安価な代用品を探す事に関しては天才的なPOKA先生。今回もいいものを見つけてきました。

ホウ砂で銀ロウ付け

工作において、モノとモノを接合させる方法はいくつかあります。強固に接合するならやはり溶接ですが、これがなかなか大変。かといってハンダ付けでは心許ない、そんな場合に役立つのが「ロウ付け」という方法です。

ロウ付けでは、銀ロウと言われる銀の合金を溶かして接着剤代わりにして金属同士を接合します。この銀ロウはホームセンターでも売られており、ガスバーナーで作業が可能なため、お手軽です。

また、ハンダ付けの時にも解説しましたが、ロウ付けの場合も、金属表面に酸化物や汚れがあると良くないので、フラックスを使って取り除いてやる必要があります。

このフラックス、付属品や専用品もあるものの、すぐに終わってしまったり、必要な時に乾いてしまっていて使えなかったり、肝心な時に行方不明になっていたりと、今一つ使い勝手がよろしくありません。そして中々良い値段がします。

そこで今回は、安価にフラックスとして使えるホウ砂を試してみる事にしました。

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ホウ砂

ホウ砂は薬局やドラッグストアで局方薬品として売られています。小学校での定番の、洗濯糊と混ぜてスライムを作る実験で使う薬品なので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

このホウ砂、融解するとサビなどの酸化物を溶かし、金属表面を活性化させる作用があります。この作用があるので、フラックスとして利用できる訳です。

実際にロウ付けしてみる

では、ものは試しということで、実際にナットとナットをロウ付けしてみます。まずはホウ砂を接着面に盛って、接着対象で挟み、すぐ横に銀ロウを1mm程度に切った物を置きます。「置きロウ」と呼ばれる作業方法です。

後は、バーナーで赤熱するまで加熱するだけです。ただし、最初のうちはホウ砂の水分が沸騰してナットがグラグラするので、ピンセットなどで調整しながら作業すると良いでしょう。

赤熱して数秒で銀ロウが融け出し、ホウ砂の溶解作用で活性化した面に一瞬で流れ込みます。後は冷えるのを待ち、融解したホウ砂を水洗いして流してやれば完成です。

ロウ付けは工作に置ける加工で覚えておくと幅が広がるので、手軽にやれる方法は押さえておいて損はないと思います。ぜひ実際に試してみましょう!

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