ヘルドクターくられの「俺コラム」:恥の概念と自分との向き合い方

リテラシー
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初出:2016/04/26 Vol.169 俺日記
改稿:2021/02/18

Joker
Joker

今回は「羞恥心」がテーマですか、先生。

くられ
くられ

いやー、恥ずかしいと思う事自体は結構人それぞれだけど、あんまり取り繕うとかえって恥ずかしいんじゃないかってね。

Joker
Joker

怠惰な自分もある程度は許してやれよ、という事ですね。

くられ
くられ

いつも言ってるけど、何事もほどほどが良いのだ。

Joker
Joker

なるほど・・・でもたまに、ものすごく厚顔無恥な人もいますよね?

くられ
くられ

いつも言ってるけど、何事もほどほどが良いのだ(二回目)。

Joker
Joker

理解しました。極端なのはどっちにしても良くないんですね。

恥という概念

人間誰しも、羞恥心というものを持っています。恥ずかしいと思う事ですね。

しかし、この「恥」とは一体何なのでしょうか?

端的に説明するのだとしたら、恥とは、周りに対して自分が異なることや、自分の行動、主義、主張に矛盾があったりなど、いろいろな場面で人間が感じる特殊な感情のひとつです。

そして、ある程度の共通性はあったとしても、個人個人で「恥ずかしく思うこと」の範囲は、だいぶ異なります。

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羞恥心の個人差

自分もいろんな人を見てきましたが、善し悪しを別にしても、羞恥心にはかなりの個人差があります。

普通であれば恥ずかしいと思いそうな事はぜんぜん平気なのに、妙なところを恥ずかしがったりだとか、モジモジと常に恥ずかしそうにしてるのに、えっと思うところで豪胆だったりとか、なかなか、十把一絡げにはできないところです。

この辺、認識の相違・・・「恥だと思うこと」の違いで喧嘩になったりすることもあるので、人それぞれ、恥だと感じる範囲には個人差があって絶対的なものではない、というのは意識しておくと良いかもしれません。

世の中、距離を置いた方が良い関係性というものもあります。

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取り繕うのはほどほどの方が良い

これらの個人差を踏まえた上で、自分がある程度生きてきて気が付いた事があります。

それが「自分を偽るほど、恥をかくことが大きくなる」という、当たり前の理屈です。

人間というのは、自分さえ良ければ良くて、自分勝手で、他人の幸せを妬み、欲深く、志は常に低く流れる・・・そういう生き物です。

これが普通なのです。

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人は低きに流れるものである

いやいや、自分はそんな人間じゃない、人はもっと愛情深い、私はそんなにエロくないし・・・そうした異論、反論もあるでしょう。

うんうん、そうだよね。でも、大なり小なり、人間とは低きに流れるものなんです。

誰だって、楽したいし、良い目にあいたいし、モテたいし、お金持ちになりたいのですよ。

これを完全否定してしまうと、ドツボにハマってしまうこともあるはずです。

素直に認めるところは認めないと認知も歪みます。

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自分の弱さを認めることは恥ではない・・・と思う

この辺、それこそ個人差も大きい部分でしょうが、怠惰な部分が内心にもまったくないパーフェクトな人間などいない、という話です。

そうした部分を、公言するかはともかく、自身の弱さとして認めてやる、というのは、それこそ恥ではないんじゃないでしょうか。

もちろん、あまりに怠惰な欲望は、ある程度は恥ずべきものですが、ここで取り繕い過ぎても、いずれ何倍も恥ずかしい目にあうんじゃないのかなぁ・・・と思うわけです。

何事もほどほどに(笑)

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たまにいる厚顔無恥な人たち

一方で、これは別建ての記事でも触れてることですが、世の中には一般的な恥の概念がまったく通用しない、厚顔無恥としか言えない人たちもいます。

人の悪口を言いまくってそれがブーメランになって返ってきて自分の顔面に突き刺さっいても。

声高に否定・反対意見を掲げていたのに、都合が悪くなると手のひらをクルックルに返したり。

Twitterで迂闊な発言で大炎上してるのに、理性的な意見を言う人をブロックして主張を曲げないとか。

こういう人たちに突撃して「恥ずかしくないんですか!」みたいな詰め方をする人もいますが、こういう厚顔無恥な人はすでにその辺の感性が麻痺しててまったく恥ずかしくないから繰り返せるわけです。

関わり合いになるだけ時間の無駄なので、そっと距離を取るのが一番良いように思います。

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著者紹介

くられ
くられ

サイエンス作家、タレント。シリーズ累計20万部の「アリエナイ理科」シリーズを始め楽しい科学書の分野で15年以上活躍。週刊少年ジャンプ連載「Dr.STONE」においては科学監修を務め、フィクションと実科学との架け橋として活躍中。TV番組「世界一受けたい授業」「笑神様」「MATSU」ぼっちの出演や、YouTubeで80万再生を超える科学動画を「主役は我々だ!」と共同製作も。仕事の依頼や関連情報は https://twitter.com/reraku

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