【機械王の休日】接着剤とはまた違う「粘着剤」を試してみる

機械工作と科学装置
少量取って塗りつける
スポンサーリンク

初出:2019/12/31 Vol.361 機械王の休日:粘着剤を試す

POKA
POKA

おお、ちょうどいいところに。張り紙を貼るのを手伝ってくれ!

Joker
Joker

それは構わないんですが・・・POKA先生、それはなんですか? 接着剤?

POKA
POKA

いや、これは「粘着剤」だ。あとで剥がしたいからな、跡も残らないんでこういう時には便利だぞ。

Joker
Joker

あー、なるほど、ネバネバ系の奴なんですね。しかし、やけにたくさん張り紙がありますが・・・

POKA
POKA

試作品の超強力とりもちの粘着力がヤバめでな! こういう普通の粘着剤と違って取れなくなるので立ち入り禁止にしないと被害が拡大しそうだったのだ(ガチャリ)

くられ
くられ

・・・おーい、マジで身動き取れないんだけど、助けてくれない?

POKA
POKA

(バタン!)とまあ、こんな感じだ。

Joker
Joker

なかなか愉快な格好で固まってましたね、くられ先生・・・

POKA
POKA

その辺の溶剤程度ではどうにもならんので、専用の剥離剤を作らねばならん。

Joker
Joker

となると、当分はあの格好のままですか。下手に近づくと二次災害ですね。

POKA
POKA

はっはっは。まあ、死ぬ前には剥離剤もできるだろう!

機械王の休日、第80回をお送りします。工作のお供のひとつが「接着剤」で、これまでもエポキシ系接着剤やアクリル用接着剤について、POKA先生に解説してもらったことがありますが、今回はまたちょっと用途の異なる「粘着剤」というもののご紹介です。

剥がしてつけ直せる「粘着剤」

接着。モノとモノをくっつけるのは工作の基本であり、素材の性質や使われる場所の温度に応じて、それぞれ適切な接着剤があります。

接着剤の種類や使い分けには以前も触れたことがありますが、基本的に、一度接着したら剥がすことがない、というのは共通した前提です。

一方で、接着剤とは少し違う製品として、粘着剤というものがあります。

こちらは「剥がすことができる」という特徴を持っているので、完全に接着してしまうのではなく、後で剥がしたい時などに役立つのです。

粘着剤はその性質上、ある程度は乾いても完全に固まることはなく、常に表面がベタベタしています。小動物や虫を捕獲するための粘着式の罠なんかを想像すればわかりやすいかもしれません。漫画に出てくる定番の罠でもありますね。

スポンサーリンク

粘着材の使い方のコツ

粘着材の使い方は一般的な接着剤と同じで、薄く接着面に塗って空気中に放置すればOKです。空気中の水分や酸素に反応して硬化します。

接着剤と異なるのは、先ほども触れた通り、硬化しても接着剤のように完全には固まりきらず、ベタベタとした感じになることですね。

コツとしては、厚く盛りすぎないこと。空気との化学反応で固まるため、盛り過ぎると中の方の反応が進みません。薄く塗るのを心がけましょう。

スポンサーリンク

壁を傷めず貼り付けられる

さて、肝心な用途ですが、完全な接着が必要ない・・・むしろ、完全に接着してしまうと困るが、貼り付けてはおきたい場合が考えられます。

例えば、壁に貼り付けておいて、用が終わったらひっぺがして再利用する、といった場合ですね。

こんな感じで、木の板くらいならペタっと貼り付けておけて落ちてきません。それでいて、剥がしても壁に糊が残ることはないので便利です。

壁への貼り付けは、壁を傷めないようにと考えると意外に悩ましいものです。接着剤を使ってしまうと剥がしきれずに跡が残ってしまったり、ピンで止めると壁に穴が開いてしまいます。

そういう時の一助として、粘着剤を採用する、というのは良いアイディアではないかと思います。製品の性質との兼ね合いもあるので、実際にやる前に影響がないか、チェックはした方が良いですが。

粘着剤は使い方によっては大変便利だぞ、諸君!

スポンサーリンク

関連記事

エポキシ系接着剤・アラルダイトスタンダードの代用品

試薬のジクロロメタンをアクリル用接着剤として使う

アロンアルファ空ケースの活用

高耐熱接着剤を試す

コバエホイホイの自作

タイトルとURLをコピーしました