【ダメゼッタイ】危険ドラッグと非合法ドラッグの決定的な違い

危ない薬
スポンサーリンク

初出:2015/03/10 Vol.110 脱法ドラッグ(危険ドラッグ)と非合法ドラッグ

危険ドラッグ、非合法ドラッグ、どちらがヤバいのか

危険ドラッグ、非合法ドラッグを比較して云々は大変不毛な話です。
どちらもロクでもないクスリなので危険なのだが、あえて言うと危険ドラッグには決定的に1つ足りないものがある。非合法ドラッグの殆どはもともと医薬品として作られ、使われた経緯があるということが決定的に違います。

つまり、覚醒剤にせよコカイン、モルヒネ(やヘロイン)、MDMAは医薬品として扱われていた時期もあると言うこと(アメリカでは麻薬というカテゴリーは無く、危険な薬物をスケジュール1〜5までのランク分けをしてるだけという点が日本とは違う)。
しかし当時は万能薬として出てきたものの、次第に濫用者や事故が顕現してきたため、非合法化(アメリカではスケジュール1化)して取り締まっているわけですね。

スポンサーリンク

一方、近年ボコボコ出てきている危険ドラッグはそもそも非合法ドラッグの代替品として開発されたり、近い構造をしているというだけで使われるもので、医薬品として使われた経緯は殆どのモノで存在しない。これが代表的な非合法ドラッグとは趣を全く異にしているしている部分。

臨床データが存在しないわけです。臨床データが存在しなければ、どのような中毒が起こるのかは不明、ましてや、近年の危険ドラッグは、当局から成分分析されにくいように、複雑な混ぜ物として販売しており、未知の薬剤が未知の配合になっているとくると、もはや中毒症状が起こって病院に担ぎ込まれても対処療法しかないお手上げ状態というわけです。

かつてMPTPという合法代替ヘロインがアメリカで出現したとき、その反応時にできる不純物MPPが神経を不可逆的に壊し、あっという間にパーキンソン病にしてしまうことが知られたことがある。効果も猛烈で、たった、1、2回の利用で全身をまともに動かすことができないレベルにまでなる人もいた。

こうしたケーススタティを見ても危険ドラッグは代表的な非合法ドラッグよりそういったトラブルが起きる確率は高い。
このような得体の知れない副作用や毒性が臨床例が無いことで何が起きるか分からないというのが合法ドラッグの何よりの恐ろしさ。

スポンサーリンク

もちろん非合法ドラッグがいいよって馬鹿な話では無く、製造所がアンダーグラウンドである以上、医薬品グレードで作られることはないので、やはり異物混入から未知の副生成物の毒性などが危惧され、実際にアメリカの麻薬厚生施設では、そういった神経障害(残留水銀とか)や身体障害から復帰することが実際に行われている。

どちらが危険かというのはナンセンスな話であり、どこかの馬の骨が作ってどんな衛生状態だったかもワカラナイものを体に入れるのは、命を張るレベルの相当なハイリスクであるというのは知っておいて損はないと思う。

こういう話を抜きに「麻薬・ダメゼッタイ」とか一辺倒に罵倒広告なんか打っても好奇心の塊の若い世代にはゼッタイ通用しねーって思うんだけどなー。

タイトルとURLをコピーしました