徹夜が体に良くない理由を科学的に解説:眠気のメカニズムの衝突事故

美容と健康
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初出:2018/04/24 Vol.273 徹夜が体によくない理由

眠気のメカニズム

徹夜をすると体に悪いとは良く聞きますが、なんででしょう?

それは睡眠の構造から起因しています。眠気のメカニズム自体は実は完全に分かっているものではなく、断片的な部分が分かっているに過ぎませんが、ひとつ、大きく分かっている事もあります。

サーカディアン制御とホメオスタシス制御、つまりは、体内時計に由来するもの、恒常性に由来するもので制御されているということです。

サーカディアンリズムとは、要するに体内時計の事です。一定の時間になると休息を取るように働く仕組みです。時間で分解するホルモンなどを使ってリズムをコントロールしています。

もう1つのホメオスタシス。恒常性は正常な機能を保とうとする体の機能です。例えば、疲れた神経を休ませるためにシャットダウンさせようという働きで、神経が過剰に興奮したりしてダメージが蓄積されると、回復させるために働きます。

一見同じ働きに見えます。実際に、本来のリズムであれば、

普通に昼間働いて、疲れて帰宅してごはんを食べてリラックスをしたら眠くなってくる。

と、こうなる訳です。

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徹夜をすると眠気の衝突事故が起きる

しかし、徹夜をして仕事が次の日の昼間に終わったとすると、サーカディアン的にはまだお昼なので寝るモードではなく、ホメオスタシス的にはダメージがあるから眠らせたい・・・ということで双方の意見が食い違い、衝突が発生するわけです。すごく疲れて眠いのに眠れない・・・というのはここから来ています。

こうした睡眠リズムを無理矢理崩す生活をしていると睡眠障害というカタチで眠り自体に障害がでてくることがあります。

寝れない、途中で目が覚める、寝が浅い・・・これは、自覚があるので分かりやすいですが、自覚のない睡眠障害も存在します。例えば、肥満や筋力低下からの舌根沈下、さらには他の内分泌系疾患諸々、そうした病気が原因で、睡眠自体が自覚無しに悪化していることもあります。

どうにも取れない倦怠感や集中力の低下からのケアレスミスの増加、今まで感じなかったことに妙な緊張を覚えて前後が分からなくなったり、体温が急に上がったり下がったりと・・・症状は様々。

そうした不具合が1ヶ月以上続くのであれば、それらは自覚なき睡眠不足かもしれませんので、おかしいな・・・と思ったら、まずは病院に行きましょう。

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