飲んでも太らないお酒がある?「蒸留酒太らない理論」の嘘と本当

美容と健康
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初出:2015/06/16 Vol.124 お酒は太らないのか?

お酒の成分であるエタノール(エチルアルコール)は、人間の体内では分解時に熱が発生するため、発熱という形でのカロリー消費が速やかに行われ、むしろ代謝に種々の酵素などを使うので、糖質の含まれていない蒸留酒などは飲んでも太らないとされています。

これが俗に言う「蒸留酒は太らない理論」というもので、一部の酒飲みの間で、免罪符のように語られているわけですが、だったらビール腹のその内臓脂肪はどこから来てるねん・・・ってことになるわけですが、本当のところはどうなのでしょう?

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肝機能の限界を超えたら容赦なく太る

結論から言うと、その人の肝臓で処理できる量の蒸留酒だけ飲んでいれば、殆どが熱として放散していくので太らないとはいえますが、肝臓のアルコール処理機能は、通常の代謝機能の一部でもあるので、アルコールが入ってくることで回路の回転率が下がり、さらに処理の限界を超えたアルコールは結果的にグリセリンや脂肪酸の合成に回り血中の中性脂肪濃度が上がっていく。脂肪酸とグリセリンは、脂肪の材料ですから、あとは脂肪の神様のジャッジは厳しく、贅肉として付いていくといえます。

それ以上に、酒を飲むだけで中性脂肪が増えると言うことは、さらに脂質を取ることで、体内の吸収可能な脂肪量をあっというまにオーバーしてしまう・・・ということにもなり、酒は肥満の原因にもなるし、さらに、一緒に食べた食べ物からの脂質を体にため込みやすくするということが言えます。

実際に、運動をしている人でも酒を好む人ほど内臓脂肪がけっこうな量になっていることもあり、適度な酒(本当に食前におちょこ1杯程度)以上の飲酒は肥満を亢進する(体質の人が多い)と考えておくほうが無難です。

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