ヘルドクターくられの「俺コラム」:ワイドショーを見ると不幸になる

リテラシー
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初出:2016/03/15 Vol.163 俺日記

Joker
Joker

先生、ワイドショーって何であんなに不愉快なんでしょうか?

くられ
くられ

そりゃ憎悪と嫉妬を売り物にしてるからだね。あれを喜んで見られるようになるのは不幸だと思うよ。

Joker
Joker

ふーむ・・・おんなじ事をずーっと繰り返してるのも、そう考えるとヤバいんですかね?

くられ
くられ

刷り込みのようなものだね。認知が歪みそうだ。

Joker
Joker

いやー、なんともスッキリしませんね。

POKA
POKA

なんだかモヤモヤしているようだな諸君! そんな時はキャノンで爆音セラピーだ!

Joker
Joker

いや通報されてワイドショーに出る羽目になるのは嫌d(BOMB!)

地上波ワイドショーを見ると不幸になる

以前も、地上波は時間の無駄、ワイドショーはストレスの元、と、そういう記事を書いた訳ですが。

今回は、もう少し突っ込んで、どこがどう良くないのかに触れて行こうかと思います。

いやまあ、このコラムは、自分の雑感やら思った事をただ書いているだけの、あくまで俺様意見なので「俺コラム」な訳です。

別に、参考にしろ、などとはミジンコほども思わないのだが、しかし、地上波のワイドショーやニュース番組の大半は、見ているだけで不幸になると昔から思っているのです。

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我が家のテレビには、地上波のケーブルが繋がっていません。

別にテレビ見ないアピールをして意識高さを自慢したい訳ではないです。むしろテレビそのものは大好きなので、スカパーで映画やドキュメンタリーのチャンネルを見ています。

仕事の合間にネット配信なんかも見てるので、番組や映画を見る量だけでいうと、普通の人より見ているくらいです。

その上で、やはり地上波ワイドショーは、見ると不幸になるとしか思えません。

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ニュースに余計なコメントは要らない

民放、地上波のニュースというのは、その99%がどうでも良い事です。情報としてこんなことがあった、というのを知る事が、残り1%の部分。

高齢ドライバーが事故を起こしたとか。
どこかの親が子どもを放置・虐待をしたとか。
どこかの会社の役員が何億も横領したとか。
どこかの芸能人が違法薬物の所持で逮捕されたとか。

一見、社会の話題として知っていなければいけない気がしますが、必要なのは「そういうことがおきた」という点です。もちろん、痛ましい話もあれば憤慨する話もあるでしょう。

それは受け手それぞれが感じる事であり、ニュースとして必要なのは情報のみです。

中には、「だから何」としか言いようのないニュースだってあります。自分の暮らし、あなたの暮らしに無関係な他人事も少なくありません。

ニュースとして情報を知っておきたい、政治経済、社会の流れ、そういったものは、ネットでニュースを見れば良い話です。

ネットにしても、民放系や日本の大手新聞系より、むしろ日本語版のCNNやロイターの方が情報価値が高かったりして、それらをさらっと目を通すだけで十分です。

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「幸せフィルター」を破壊するワイドショー

地上波でダラダラとクッソどうでもいい自称文化人のカスみたいなコメントとアホみたいな再現CGと、何度も何度も繰り返される同じ話題で、冗長に間延びされた情報を見続けるのは本当に時間の無駄。

そしてこの時間の無駄以上に、良くない部分がワイドショーにはあります。

それは、人間の価値観のフィルターを狂わせるところです。

人は幸せになりたいと思って、色々な努力をします。しかしながら、幸せに感じるためのフィルター自体が濁っていては、幸せを感じづらくなります。

幸せとは何か。

それは「脳内アミンの総和」である、と、以前、麻薬のウェブ記事を書いた時に触れた事があります。

自分でその総和をベターな状態に持っていく努力もまた、仕事を頑張るとか、家事を頑張る以上にしなくてはいけないと思うのですが、そのバランスをワイドショーは崩してしまいます。

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憎悪と嫉妬では人は幸せになれない

ワイドショーが幸せを破壊する仕組み、それは簡単です。

世の中のクソどうでも良い暗部と、きらびやかな芸能ニュース。

これらがメインに構成されているからです。

言い換えると、まったく知らない赤の他人への憎悪を募らせる内容と、有名なだけでやはり接点のないセレブへのキラキラした憧れを、嫉妬に置き換えて煽る内容、ということです。

大半の内容がコレで、そんなものを、精神的に緩んだ状態で見てしまうテレビという情報媒体を通して、洗脳とも言えるレベルで繰り返しクドクドとやっている訳です。

芸能人の離婚話や不幸話を喜ぶようになっていたら、それはもうだいぶ、「自分の幸せ」を見つける能力が低下している。

そう考えてもいいと言えます。

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身の回りの幸せを見るより、まったく知らない他人への憎悪や嫉妬に脳の回路が使われている。脳が一日に処理できる情報量の何%かが、そういう自分を幸せにしない回路の使用に向けられる訳です。

そんなのが良い訳ないだろって話でして。それをこじらせて、人の不幸を喜び、自分の幸せは見過ごす。そんな無残な人格形成にさえなってしまうと言えます。

なので、テレビが好きな人は、HuluでもスカパーでもNetflixでもアマプラでも、好きなものを選んで契約するなりして、Chromecastでも使ってテレビにYouTubeやそれらネット配信番組を見て、地上波ワイドショーが目に入らない暮らしをしてみると、半年くらいで思考方法が変わる事に気が付くはずです。

最近はアニメなんかもネット配信で見られますしね。

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著者紹介

くられ
くられ

サイエンス作家、タレント。シリーズ累計20万部の「アリエナイ理科」シリーズを始め楽しい科学書の分野で15年以上活躍。週刊少年ジャンプ連載「Dr.STONE」においては科学監修を務め、フィクションと実科学との架け橋として活躍中。TV番組「世界一受けたい授業」「笑神様」「MATSU」ぼっちの出演や、YouTubeで80万再生を超える科学動画を「主役は我々だ!」と共同製作も。仕事の依頼や関連情報は https://twitter.com/reraku

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