【昼夜逆転】海外旅行・出張時の時差ぼけをクスリで解決する!

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初出:2013/09/17 Vol.34 時差ぼけをクスリで解消
改稿:2022/01/06

Joker
Joker

(・・・カタカタカタカタ)

くられ
くられ

おお、徹夜かね? やけに煤けているが・・・

Joker
Joker

いやまあ、どうにも昼夜逆転気味でして。なんとかしようとは思ってるんですけどね。

くられ
くられ

そんな時にはメラトニンを使って概日リズムを整えると良いぞ。時差ぼけの対策にも良いので。

Joker
Joker

いっそ、今のリズムで朝型になる時差の国に旅立とうかな・・・

くられ
くられ

はいはい、現実逃避はそこまで。

POKA
POKA

永遠に逃避したいなら良い人体実験があるのだが・・・

Joker
Joker

いえ結構です。ワタシ、ダイジョウブ!

結構やっかいな「時差ぼけ」

時差ぼけ・ジェットラグ(Jet lag)とは、日付変更線をまたぐなどして、時差のある地域に短時間で飛行機で移動する事によって起きる、心身の不調の事です。

昼夜の感覚が逆転し、観光や仕事の最中である日中に眠く、夜は目が冴えて眠れない、そんな症状が特徴。

個人差も大きいのですが、睡眠障害のみならず、時として吐き気や頭痛を伴う事もあり、これが結構やっかいです。

またそうでなくとも、時差ぼけによる睡眠障害は、昼夜逆転生活をしてる人がいきなり朝起きられるようにならないのと同じで、何の処置もしないと何日も引っ張る事になります。

今回はこの時差ぼけをクスリでなんとかする方法と、飛行機で長時間移動する場合にしておいた方が良い事をまとめます。

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エコノミー症候群に注意しよう

飛行機での移動で、長時間席に座りっぱなし・・・という場合に怖いのが「エコノミー症候群」です。

長時間同じ体勢でいる事で足が圧迫されて出来た血栓が肺の静脈に詰まって呼吸困難を起こしたり、失神したりするというアレ。

なかなかシャレにならないので、飛行機に限らず、長時間同じ姿勢をとり続ける場合には注意した方がいいでしょう。

これの予防は、何よりも、動ける時には屈伸運動などをして体を動かす事ですが、なかなかそうもいかない、という場合もあるでしょう。

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予防にはアスピリンが有効

自分の場合は、アスピリンを使ったりします。血液を凝固させにくくする作用があるためです。

胃に何もない状態で飲むと胃を荒らしたりもしますが、時差ぼけで胃腸にダメージがくる場合もあるので、あまりがっつりも食べません。

なので、自分の場合は、胃の中を消化の良いもの、例えばバナナとオレンジジュースなどが鉄板ですが、そういったもので軽く満たしておき、飛行機に入ったらまずは胃粘膜保護材、ムコスタなどと一緒にアスピリンを飲んでおきます。

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アスピリンを使う場合は量に注意

なお、抗凝固作用を目的にアスピリンを使う場合は、用量に注意する必要があります。

これについてはりりか先生が指摘していて、通常のバファリンの場合は1/4〜1/3程度、つまり100mg程度でなくてはならず、解熱鎮痛作用を目的として使う場合の高用量だと抗凝固作用は得られないとか。

アスピリンジレンマと呼ばれているそうです。

ちなみにバファリンなら何でも良い訳ではなく、アセトアミノフェンなどが使われているものもあるので、ちゃんと成分にアセチルサリチル酸と書かれているものを選ぶ事。その上で用量を確認して使うべきでしょう。

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時差ぼけに効く「メラトニン」

時差ぼけに対しての対策には、メラトニンという薬を使います。日本では諸事情あって売られていない薬ですが、個人輸入などで比較的安価に手に入る薬です。

現地の朝8時から逆算して、8時間前にはメラトニンを飲んでおきます。就寝中、食事があっても基本無視。飴を持ち込んでおいて、お腹が空いたら飴をなめ、血糖値を少し上げて誤魔化します。

こうして食事は万事控えめにする一方で、水分補給はマメにしっかりと行いましょう。というのも、水分が足りず脱水気味になるとその分血液の粘度が上がり、エコノミー症候群のリスクが上がるからです。

こうして現地時間に併せて睡眠のリズムを整えておけば、着いてすぐの行動も可能です。

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昼夜逆転生活を直すのにも有効

ただ、それでも流石に1日やそこらで時差ぼけは取れないので、2、3日は現地時間で夜11時になったらメラトニンを飲んで就寝すると良いでしょう。

メラトニンは、生体時計、概日リズム(サーカディアンリズム)の調整をするホルモンで、分泌が増えると自然な眠気が訪れます。

日本でも急激に日が短くなったり日が長くなるシーズンでは、メラトニンでリズムをリセットすると便利です。

昼夜逆転生活を直したい場合にも有効です。

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りりか先生の詳細解説

メラトニンに関しては、りりか先生も記事を書いています。

中でもポイントになる注意事項をここで抜粋すると、以下のような感じ。

  • 5時間以上時差がある場合服用した方が良い
  • 2-4時間の時差でも必要があれば服用
  • 目的地就寝時間に0.5-5mgのメラトニンを服用
  • 5mgは多くの人にとって必要量より多いため2-3mgで開始
  • 同じ時刻に2-5日間続けて服用すると効果的
  • 旅立つ前日から服用を始める必要は特になし

気になる方はあわせてご覧ください。

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著者紹介

くられ
くられ

作家、科学監修。「科学は楽しい!」を広めるため科学書分野で十数年以上活動。著作「アリエナイ理科」シリーズ累計30万部突破。著作「アリエナクナイ科学ノ教科書」が第49回・星雲賞ノンフィクション部門を受賞。週刊少年ジャンプ連載「Dr.STONE」においては科学監修を担当し、フィクションと実科学との架け橋として活躍。TV番組「世界一受けたい授業」「笑神様は突然に・・・」NHK「沼にハマってきいてみた」等に出演。ゲーム実況者集団「主役は我々だ!」と100万再生を超えるYouTube科学動画を多数共同製作。独自YouTubeチャンネル「科学はすべてを解決する!」登録者20万人突破。Twitterフォロワー13万人以上。教育系クリエイターとして注目されている。仕事の依頼や関連情報は https://twitter.com/reraku

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