【機械王の休日】電子機器保護:雷対策コンセントタップの検証

機械工作と科学装置
ワニ口クリップで接続
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初出:2019/09/03 Vol.344 機械王の休日:雷対策コンセントを検証する

Joker
Joker

今回は、雷対策がされたコンセントタップの検証ですか、POKA先生。

POKA
POKA

うむ。落雷は電子回路の天敵だからな(ピカッ・・・ゴロゴロゴロゴロ!)

Joker
Joker

今まさに外で雷が鳴ってますね・・・いきなり土砂降りになるんだもんなぁ・・・

くられ
くられ

ただいまー。いやー、いきなり振ってきたし暴風雨で傘は役に立たないしで全身ずぶ濡れだよ。

Joker
Joker

見事なまでにパラボラアンテナ状態ですね、傘・・・

POKA
POKA

ん・・・この壊れた傘、何かに使えるのではないか? うむ、閃いたz(ピシャアアアアン・・・バリバリバリバリ!)

くられ
くられ

あーあー、こんな日に長物掲げたりするから・・・

POKA
POKA

はっはっは。機械王は電気に強い! だがしかし・・・限度と、いう、ものが・・・ある・・・(バタリ)

Joker
Joker

POKA先生ー!? POKA先生が真っ黒焦げにー!

機械王の休日、第63回をお送りします。電子機器を使っていて怖いのは「雷」。落雷で発生する瞬間的な過大電流は電子回路を破壊してしまいます。こういった雷サージからの保護を謳うコンセントタップがありますが、今回はPOKA先生に実際はどうなのかを検証していただきました。

雷ガード:サージ対策コンセントタップ

落雷。

テスラコイルはじめ、高エネルギーなものをしょっちゅう取り扱っている訳ですが、落雷によって発生するサージは電子機器の天敵です。瞬間的に生まれる莫大なエネルギーにはロマンがありますが、現実問題として、それによって電子回路が破壊されるのはたまったものではない。

この強烈なサージを短絡し、電子機器を保護すると謳っているコンセントタップが売られています。

今回は、このサージ対策コンセントタップがどのような動作をしているのか、検証してみました。

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安定化電源から高電圧をかけて検証

今回の検証には、手っ取り早く高電圧が出力できる「安定化電源」を利用します。

この装置はこの手の検証には定番のもので、手っ取り早く高電圧が出力でき、簡単で安全です。以前も、USBから電源を取って動作するタイプの機器をチェックするためのツールを作った時に利用しました。詳細は関連記事をご覧ください。

その時の安定化電源は、ネット通販でも割と安価に入手できる出力低めのものでも大丈夫でしたが、今回は検証に高電圧が必要です。

そこで、今回は640Vまで出力できる安定化電源を使用しました。

なお、市販されている安定化電源は、基本的に定電流モード(CC)があるので、過電流保護となります。

では、実際にタップに電圧をかけてみましょう。

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電流リミット

定電流モードで、電流が100mA以上流れないように設定しました。

タップと安定化電源の接続にはワニ口クリップを使っています。100V以上の場合、100mAでも大きな電力量となるので、発熱には注意しましょう。

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通電して検証

そして実際に通電して検証を開始します。150V程度までは特に変化は見られなかったものの、180V付近で電流が少し流れ始めるのを確認しました。

50mAを越えた辺りで、内部からパキパキと嫌な音が・・・これ以上は危険なので、この段階で通電を終了しました。

この結果から分かるのは、コンセントの端子両端は200Vには達しない、ということです。説明書きなんかも写真に撮ってお見せしてますが「最大サージ電圧:3000V」というのは、定常的に流れる電圧ではなく「サージ電圧」、つまり瞬間的な電圧だということ。

サージは瞬間的な現象なので、今回のように連続的な過電圧の印加は想定していないと考えられます。雷サージ対策を謳っているからといって、意図して高電圧をかけ続けるような真似は危ない、ということですね。

それにつけても、落雷による瞬間的な、そして莫大なエネルギーにはロマンがあるな! そうは思わないか、諸君!

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