【機械王の休日】ピンセットを適切に熱処理して表面を綺麗に整える

機械工作と科学装置
電気ストーブで熱処理
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初出:2020/01/07 Vol.362 機械王の休日:ピンセットの先端を熱処理する

Joker
Joker

おや、POKA先生、ストーブの前で何やってるんですか?

POKA
POKA

はっはっは。いや何、ちょっとピンセットの先端の汚れが気になってきたので、熱処理をしていたのだ。

Joker
Joker

あー、熱処理ですか。でも、ガスバーナーとかじゃないんですね。

POKA
POKA

出力が強すぎると先端が赤熱して柔らかくなってしまうからな。まあ、汚物を消毒するならやはり火炎放射器が良い!

くられ
くられ

どこの世紀末ヒャッハーだよ(笑)。ちょっと調理の仕上げに使いたいからガスバーナー借りに来たんだけど・・・

POKA
POKA

それなら、そこに置いてあるのがちょうど良いだろう。特に手を加えてないごくごく普通のモノだし。

くられ
くられ

魔改造品は外で使わないと火事になるからな・・・じゃ、また後で。

Joker
Joker

・・・あれ? POKA先生? そのガスバーナー、未使用品はこれじゃないんですか?

POKA
POKA

おっと、どうやら取り違えてしまったようだな! よそ見しながらはやはりイカンな(ニッコリ)

Joker
Joker

わざとらしい笑顔ですねえ・・・

機械王の休日、第81回をお送りします。電子工作のお供、細かい部品をつまんだりするのに便利なピンセットですが、使い続けていくと、当然のことながら、お手入れが必要となります。今回はPOKA先生らしい、熱を使ったピンセットのお手入れ方法の紹介です。

ピンセットの先端の汚れ

ピンセット。工作をする時にあれこれと使う機会が多い道具でして、いくつも使っています。

以前は電子工作に便利なピンセットについて記事にしたこともありますし、細かい作業時の必需品だと言って良いでしょう。

そんなピンセットですが、使い続けていると、どうしても汚れてきます。特に先端部分は、接着剤や粘着テープの糊などでペタペタになりがちです。

こうなってしまうと、掴んだものが張り付いて取れなくなってしまう、ということが時折起きるようになります。きちんと掃除をして先端部分の汚れを取ってやらねば、使い物になりません。

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なかなか落ちない汚れもある

とはいえ、あれこれ色んな用途に使っていると、ちょっとやそっと、洗剤で洗ったり、溶剤をかけて粘着成分を取り除こうとしても、モノによってはうまく取れないことも。まともにお手入れしようとするのは、なかなか面倒です。

ではどうすればいいか、というと、ここは、高熱で粘着成分をまとめて処理してしまうのが一番手っ取り早い。

以前、やはり高耐熱の接着剤について記事として触れたことがありますが、大半の接着剤の成分は有機系で、耐えられる温度はせいぜい300度が上限です。

よって、そのくらいになるまで加熱してやれば、粘着成分が分解して元どおりの使用感に戻ります。

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加熱しすぎも良くないのでストーブを活用

早速、熱処理ということで、サクサクとガスバーナーあたりでゴーッと強熱してしまうのが手っ取り早そうですが、そうもいきません。

ガスバーナーでは火力が強すぎるのです。

ピンセットの先端は、熱処理によって硬くされている場合があります。そうした場合に、赤熱してしまうほど加熱すると、先端部が柔らかくなってしまいます。

先ほども触れましたが、有機系の接着・粘着成分は、せいぜい300度くらいで加熱してやれば、熱分解できます。

で、その程度の加熱にちょうど良いのが、電気ストーブ・・・石英菅ヒーターです。

石英菅ヒーターの赤熱部分にピンセットを置いて、ゆっくりと加熱してやりましょう。こうすれば、ピンセットの先端部分が赤熱してしまうことはありません。

マイルドな加熱には石英菅ヒーターは実に手頃です。また、数百度で熱するので、滅菌にもなり、衛生的です。

加熱の仕方も使いようだぞ、諸君!

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