【機械王の休日】磁石は意外と熱に弱い:ハンダゴテで簡単チェック!

機械工作と科学装置
フェライト磁石を検証
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初出:2019/09/24 Vol.347 機械王の休日:磁石の耐熱性を簡単に調べる

Joker
Joker

へぇー、磁石って加熱すると磁力が弱くなるんですね、POKA先生。

POKA
POKA

うむ、今回は温度調節ができるハンダゴテでチェックしてみたが、種類によって耐えられる温度に違いもあるな。

くられ
くられ

高温になる電子工作だとトラブルの原因になるね・・・ところで何作ってるの?

POKA
POKA

ちょっとネオジム磁石を使ってマグネットピアスでもとな・・・よし、こんなもんだろう。これをこうして耳に挟めば・・・

くられ
くられ

なぜ人の耳を使う・・・(バチーン!)痛ったぁぁぁ〜〜!

Joker
Joker

勢いよくいきましたね・・・

くられ
くられ

ちょ、これ外れないんだけど! 磁力強すぎんか?!

POKA
POKA

はっはっは。何、そうであるなら、ちょっと加熱してやれば良いのだ。ちょうどハンダゴテもあるしな!

くられ
くられ

熱っ、あっつい! 痛い!

機械王の休日、第66回をお送りします。今回は磁石についての話。磁石は熱によって磁力が落ちるそうですが、POKA先生、とてもシンプルなある方法を使って、だいたいどのくらいまで熱に耐えられるかを検証しています。さっそく解説していただきましょう。

磁石の耐熱性

磁石には様々な種類があり、その原料によって磁力の強さや保磁力が変わってきます。磁石を使った工作ではこの辺を考慮した上で使うものを選ぶわけですが、しかし、熱が発生する工作では、思わぬトラブルに見舞われることもあります。

そう、磁石は熱を加えると磁力が弱くなる、ということが知られています。どの程度の加熱まで耐えられるか、というのを知っておくのは、磁石工作でのトラブル防止にとても大切なことです。

今回は、自分が愛用している、温度制御ができるFX600というハンダゴテを使って、磁石の耐熱性の簡易テストを行ってみました。

このハンダゴテについては別途解説がありますので、関連記事をご覧ください。

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強力な磁石といえば「ネオジム磁石」

強力磁石の代名詞とも言える「ネオジム磁石」。お馴染み、100均のダイソーでも流通しており、強力な割にすっかり一般的になった磁石だと言えます。

その磁力、永久磁石の中では最強ですが、果たして耐熱性の方はどんな感じでしょうか。早速試してみましょう。

ハンダゴテにペタリと貼り付け、早速加熱を開始・・・しましたが、最低温度設定の270度で取れて落下してしまいました。空気中での検証ですし、実際にはもっと低い温度だと考えられます。

そう、磁力最強のネオジム磁石ですが、実は加熱にかなり弱く、物によっては熱湯程度でもその磁力が弱まってしまうことがあるようです。

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熱に強い「フェライト磁石」

続いての検証は「フェライト磁石」。これは、ネオジム磁石には劣るもののそこそこの磁力があり、安価な磁石として有名です。

先ほど同様、ハンダゴテに貼り付けて、加熱を開始してみましょう。

今度はこの通り、420度設定のハンダゴテでも落下しませんでした。

ネオジム磁石に磁力で負けるフェライト磁石ですが、この通り、熱には比較的強い磁石だと言えます。これを踏まえて考えると、熱が発生して高温になる工作部品に使うのであれば、ネオジム磁石よりもフェライト磁石の方が向いていると言えます。

今回はこのように簡易的な検証でしたが、アイディア次第でその場にあるものでも、こうしたチェックは可能です。

工作には、素材の性質を見極め、適切に組み合わせることも重要だぞ、諸君!

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