筋肉痛の都市伝説:「年を取ると筋肉痛が遅く出る」というのは間違い

美容と健康
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初出:2016/08/16 Vol.185 筋肉痛とその対処

筋肉痛の仕組み

筋肉痛は身近な体調不良だけあって、意外と都市伝説がまかり通ってる節があります。

例えば、年を取ると筋肉痛が出るのが遅い、筋肉痛の原因は乳酸、といった感じで、これらの話は現在の医学では否定されていますが、平然と真実のように語られていたりします。

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筋肉は収縮と伸張という2つの能力があり、これらが激しく働く・・・つまり、体の筋肉を激しく動かした際に、筋繊維を取り囲む結合組織(筋周膜、筋内膜、筋外膜など)の細胞が破壊されます。そこからブラジキニンなどの発痛物質が出ることで受容体に「痛い」という信号が送られて、痛みを感じる訳です。痛みとは、その部分の筋肉が疲労を起こしていることを伝える体のメカニズムの1つ。故に筋トレしていれば、筋肉が鍛えられ筋肉痛自体も起きにくく強化されるわけです。

また、年齢による差異というのもありません。同じ運動をすれば、ほぼ年齢に関係なく筋肉痛が生じることがわかっています。しかし、年を取ると筋肉痛が遅れて出てくるように感じるわけですが、この辺にはちゃんとカラクリがあります。日数差があるように思えるのは、筋肉痛には急性のものと、2、3日〜数日後に起きる遅発性のものがあるため。若い人は体が若いため、マラソンや長時間の運動などによる急性の筋肉痛が起きやすく、年を取ると運動不足から筋肉量が衰え、激しい運動自体をしなくなり、遠出や長距離の移動などの緩い運動を長時間行った後に出る遅発性筋肉痛が出やすいのです。

故に筋肉痛が遅く出る・・・ように感じるということは衰えの証です。運動は健康維持には大事なのです。筋肉はすべてを解決する!

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