ソフトドリンクが目の敵にされるワケ:「何が」体に悪いのかチェック

美容と健康
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初出:2016/11/01 Vol.196 炭酸飲料が目の敵にされるワケ

くられ
くられ

本日は、甘いソフトドリンクは体に悪いのかの解説をお送りしていく!

Joker
Joker

よくわからんまま悪者扱いするんじゃなくて、悪いんだとしたら何が悪いのかをちゃんと見よう、という話ですね。

くられ
くられ

判断基準がないと何をどう選んでいいのかもわからず、謳い文句に踊らされる事になりかねないからな。ま、それはそれとして、パクチーコーラを作ったんだけど、飲んで行くかね?

Joker
Joker

ああ、良いですね。ご相伴にあずかります・・・うん、本当にコーラっぽいですね、コレ。

くられ
くられ

そしてここに、自家製のサルサソースとコーンチップスがある。

Joker
Joker

なかなか悪魔的な組み合わせですね。これをいつもやってたら問題ですが・・・

くられ
くられ

ま、たまにはいいんじゃね? 程度問題の話である!

ソフトドリンクは体に悪いのか?

ソフトドリンク。

無糖のお茶類はともかく、コーラのような炭酸飲料や、甘いジュース類は、何かと「飲むと体に悪い」みたいに言われる事があります。

砂糖が山盛り入っているから体に悪い。

精製された糖分を人類の敵とでも言わんばかりな主張をする人もいますが、本当ですか?

人工甘味料を使っているから体に悪い。

ゼロ系の飲料はこんな風にも言われますが、その根拠は?

今回は、本当にソフトドリンクが体に悪いのか。悪いんだとしたら何が駄目なのかについて、解説していきましょう。

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コーラを飲むと歯が溶けるという都市伝説

割とこの手の批判で、古くからネタにされているのが「コーラを飲むと歯が溶ける」という都市伝説です。

コーラに抜けた歯を何週間も漬け込んでおき、歯がスカスカになっている様を公衆衛生のポスターが起用したのがこの都市伝説の始まりだと思われます。

酸性のものに代謝の無い死んだ歯を入れておくと弱い酸ながらも化学的攻撃を受けづけてモロモロになるのは至極当然のこと。

とはいえ、コーラやソフトドリンクを口に含んだまま何週間も過ごす人はまずいないでしょうし、抜けた歯と、ちゃんと代謝があって「生きている」歯では話が違うし、コップの中と口の中でも環境が違う訳です。

もし、コーラやソフトドリンクを飲む子とで歯が溶けるとするのなら、みかんや梅干しも歯に悪いという事になってしまうので、あまり意味のない都市伝説と言えます。

まあ、強いて言えば、ソフトドリンクの中では、コーラがリン酸を酸味料として使う数少ない飲料であり、それを逆手に取って歯が溶ける実験も行われたのでしょうが、あまり意味はありません。

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血糖値激上げは確かに有害

ソフトドリンクの唯一といっても良い有害性。それはカロリーの過剰さと、血糖値が急激に上がることに集約できます。

この話は、アメリカのトウモロコシ市場原理主義とも言える謎のトウモロコシ文化から来る、コーンシロップの消費先としてソフトドリンクが使われているところまで話は遡ります。

コーンシロップというのはトウモロコシから摂られたデンプンを分解して液糖にしたものです。コーンシロップの代表的なものは商品コードであるHFC-42と呼ばれているもので、約半分のフルクトース(果糖)と残り半分グルコース(ブドウ糖)、それと少量の水で構成されています。

ガムシロップはグラム当たりでグラニュー糖より甘みを強くできるという特性があり、その結果、商品に使う量を少なく甘くできるので、商品としてはコストを食う糖分のコストカットができる重要な糖なのです。

サトウキビから得られるスクラロース(グラニュー糖)は加工コスト的には、デンプンから作るより安くできるのですが、コーンシロップはなんかしりませんが補助金が出るとか謎のカラクリがあって、アメリカでは大量にトウモロコシを消費するために大量に作られており安く供給されています。

しかし、消費者は液糖よりグラニュー糖のほうを好むので、大半が加工食品の甘み付けに使われており、その比重が最も高いのがソフトドリンクであり、ソフトドリンクにもよりますが、全体量の2割〜3割近い分量のガムシロップをがぶ飲みすることになり糖の取り過ぎになるので良くないということです。

そして、液糖は吸収性が高く、血糖値が急激に上がることで糖尿病のリスクなども底上げしちゃうんじゃねーのということで、お世辞にも健康に良い食品とは言えないわけです。またフルクトースは体脂肪を増加させやすい糖でもあるという研究もあり、それが大量に含まれているコーンシロップは砂糖より体に負担の大きな食品であるとも言えます。

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夏場は特に注意したい「ペットボトル症候群」

この血糖値爆上げ、過剰な糖分に関しては、夏場には特に注意したい「ペットボトル症候群」の引き金にもなります。スポーツドリンクならいいだろ、と思っている方もいますが、普通のジュースよりは少なめであっても、スポーツドリンクにもかなりの糖分が含まれているので、飲み過ぎは良くありません。

ペットボトル症候群は、言うなれば急性の糖尿病です。

前述の血糖値爆上げ効果によって高血糖になり、その結果として喉が渇き、それを潤すためにさらに糖分たっぷりのソフトドリンクを飲み、更に高血糖になり、という負のループにハマります。

場合によっては意識が混濁し、糖尿病性の昏睡に陥って死亡する事もあるので、決して舐めてかかって良いものではないのです。

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「人工甘味料が危険!」には根拠なし

そんなこんなで近年は、シュガーレスや実質カロリーゼロのドリンクが多く発売されており、なぜかそちらも忌避されていますが、自分が調べる限り、有意にそれらが危険であるという根拠は見当たりません。

一部では人工甘味料が糖尿病リスクを上げるという話もありますが、あくまで試験管内での実験で、動物はおろか、人間の実験でもありませんし、人間の実験では、この手のリスク評価は極めて難しい手順になるために専門家でさえ、実験データを見誤ってしまいますから注意が必要です。

あと炭酸水は、目を覚ませたり、疲労回復、血行促進などの作用があり、それは、人工甘味料のドリンクでも得られるので、別に嗜好品として毎日何リットルも飲まない限りは別段危険視するのは、ちょっとしたヒステリーに近い物を感じます。

ただし食欲増進効果があるので、食べ過ぎ注意・・・というのはとどのつまり、コーラとハンバーガーというジャンク最強コンビなわけで、まさに名実共に悪と言っても良いわけですw

ちなみにコーンシロップが諸悪の根源のような話になっていますが、ガブガブ飲むものに入っているのがいけないので、料理の味付けやジャム作りには極めて良い仕事をします。

台所に1本あると非常に便利です。たまに市場にHFC-90(フルクトース90%以上)という高果糖液糖が出回るので、それは液糖の中でも単価の高く甘みも強いため、ガムシロップが売られていて、成分欄に高果糖液糖と書かれていたら買いです(笑)。それでジャムを作ると驚きの美味しさです。

ぶどう糖果糖液糖、果糖ぶどう糖液糖、高果糖液糖の順番で果糖が多くなります。

ともあれ、良くないのは過剰摂取であって、糖分そのものを悪者扱いするのは、筋の良くない話です。何事もほどほどに。

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