【ダイエット】健康的に痩せるには、食欲の仕組みを知るのが大事!

美容と健康
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初出:2017/02/21 Vol.212 食欲はどこからくるか?
初出:2017/02/28 Vol.213 食欲と血液
改稿:2020/02/09

Joker
Joker

先生、夜中にやたら腹が減る事ってありませんか?

くられ
くられ

食欲がエラー起こすとそういう現象が起きたりするね。

Joker
Joker

やはりきちんとした時間に食事しないといかんですよね・・・(ズルズル)

くられ
くられ

本当にねー。太るし、不健康だよ・・・(ズゾゾゾ)

POKA
POKA

まあ、今が何時であろうと、こうしてメシ食ってる時はしっかり味わって食えばよかろう(バクバク)

Joker
Joker

しかし、どうしてこう、深夜のラーメンは美味しいのか・・・あ、替え玉ください。

くられ
くられ

ふむ、ここの炒飯、なかなかうまい。化学調味料の加減が絶妙だな。

POKA
POKA

はっはっは。うむ、腹ごしらえはバッチリだ。深夜に映える実験のひとつやふたつこなせば、良い腹ごなしになるだろう!

Joker
Joker

さて、そろそろポータルのメンテナンスも必要だから、深夜帯にちょっと作業を・・・

くられ
くられ

今日のうちに書いておかないといけない原稿が・・・

POKA
POKA

おい、そこの二人、ちょっと付き合ってもらうぞ! 何、命をかけてもらうだけで良いから。ここの払いはこちらで持つから、頼んだぞ!

Joker
Joker

・・・君は、生き延びることができるか(ナレーション風)

食欲とダイエット

ダイエットの敵。食欲。

健康的な食生活をして適度な運動をしていて、飲酒喫煙を控えめにすれば、相応に太ることはありません。そんなことは誰でも知っているけど、それができないのは「食欲」があるからです。

食欲は人間の生存のための必要な欲求の1つですが、バランスを崩しやすいもので、特に飽食という現代に対して人間は適応力を持っていないため、「カロリーを取れるときにとっとかないとね!」と無限に体は肥満に向かう仕組みになっています。

今回はこの、食欲とダイエットに関して見ていこうかと思います。

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食欲はどこから来るか

食欲自体は、脳にある視床下部のその名の通り摂食中枢なる神経の集まりがあり、そこに満腹中枢やらいろいろあります。

その食欲はなにをもって「空腹」としているのか。これが地味に問題で、血中の栄養分の濃度や、インスリンなどのホルモンやサイトカインなど複数の「あれこれ」を体から脳に伝え、その情報をもとに脳が「腹減った」と我思うという感じなのです。

この「あれこれ」が実にくせ者で、体が栄養に困って無くても、すぐに困った困ったと言い出したり、大量に食べないとお腹いっぱいに感じなくなったりと、色々とおかしくなりやすい部分といえます。

この辺の、脳に「腹減った」と伝える信号回りの話を引き続き見ていきましょう。

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食欲と血液の関係

我々の食欲とは。

さきほど言った「あれこれ」を、ある程度具体的に説明します。

まずは、血中のグルコース濃度。血糖値という奴ですね。これが減って、脂肪酸が増えてくると、グレリンなどのホルモンが分泌されます。

その効果によって、脳の満腹中枢が抑制されて、摂食中枢が優勢になり、「腹減った」と思うように指示が出ます。

一方で食後は、血中のグルコース濃度が増える・・・血糖値が上がるので、それを取り込んでもらうためにインスリンが分泌されます。

今度は、それによって先ほどとは逆に、脳の摂食中枢が抑制されて、満腹中枢が優位になります。お腹いっぱいって奴です。

食欲とはざっくりこんな仕組みになっている訳です。

ようするに摂食/満腹の2つのシーソーのバランスをとって、適切な食事をとるように体が出来ていて、本来は食べ過ぎて太ることも、食べなさすぎてやせ細ってしまうこともないわけです。

しかしながら、過食の人、拒食の人というのが存在して、そういった人というのは、何かがきっかけて、そのバランスを崩しているわけです。

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食欲のエラー

特に現代の生活スタイルは、夜も明るいことが普通なので、日周リズムにずれが生じたり、ストレスなどの環境要因で、夜中に急激にお腹が減ったり、朝に食べる気がしなくて、昼間に急激に空腹になって暴食・・・

こんな感じでおかしくなっていく、というのが、食欲におけるエラーです。こじらせると摂食障害となります。

なのでまずは、このリズムを治さない限り、バナナだけ食べようが、どんなサプリを飲もうが、ほとんど効果はありません。

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極端なダイエットの弊害

また、急激で極端な糖質カットのダイエットに関しては、確かに短期的には痩せたりしやすいです。ですが、リバウンドのしやすさや、臓器への負担というのが大きく、栄養学的にも問題があります。

この辺の問題は、砂糖や炭水化物を親の敵かと言わんばかりに、糖質カットを異様に推進する人達が、バタバタと病気で倒れたりしてニュースになっているを見ても明らかでしょう。

従って、「太っているからXXすれば良い。XXだけすれば痩せられる!」などというのは、聞き心地がよいだけで、そんな都合のいい話はそうそうありません。

そもそも、体質というのは人それぞれで千差万別。こういった「万人に効果がある」みたいな謳い文句は、本来あってはならないことだと思います。

故に、ダイエットや健康増進は、自分の体質とよくよく相談しながら、どうしたら本来あるべき体の働きに戻せるかと、そういう方向での追求でなければならないはずです。それこそが、健康的な食生活への道しるべではないかと思います。

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著者紹介

くられ
くられ

サイエンス作家、タレント。シリーズ累計20万部の「アリエナイ理科」シリーズを始め楽しい科学書の分野で15年以上活躍。週刊少年ジャンプ連載「Dr.STONE」においては科学監修を務め、フィクションと実科学との架け橋として活躍中。TV番組「笑神様」「MATSU」ぼっちの出演や、YouTubeで80万再生を超える科学動画を「主役は我々だ!」と共同製作も。仕事の依頼や関連情報は https://twitter.com/reraku

最新の著書「アリエナクナイ科学ノ教科書2」好評発売中です!

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メルマガ連載当時、これらの話から派生して、いかにして「健康時の自分」というものを知るか、向き合うかという話がありました。そちらは個別に記事化されています。

また、本記事で触れた「腹減った」信号をうまくハックする、というのが、かの「バターミルクコーヒー」によるダイエットの話になります。

そして「ダイエット」に関しての記事一覧は以下となります。

ダイエット
「ダイエット」の記事一覧です。
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