天然・自然だから安全安心とは限らない:安全性の高い合成成分

生活と科学
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初出:2018/12/25 Vol.308 安全性の低い天然成分と安全性の高い合成成分

Joker
Joker

先生、今回はオーガニック(笑)の話ですか?

くられ
くられ

こらこら、(笑)とか付けない。天然とか合成とかってよりも自分に合うかどうかが大事なのだよ。

Joker
Joker

つまり、「人の言うことを鵜呑みにするな」「自分で考えろ」って事ですね。

くられ
くられ

その通りである!・・・(キョロキョロ)

Joker
Joker

・・・? どうしたんですか?

くられ
くられ

そろそろオチの時間なので警戒態勢Pで・・・

POKA
POKA

・・・チッ!

未だに「天然成分だから体に良い」「合成品を使っていません」「無添加!(何が無添加なのか不明)」なんてうたい文句を良く見かけます。化粧品をはじめ、謎に寿司までいろいろなところで、こうした言葉が使われている次第。今回はその辺を、科学的に見ていこうと思います。

合成品は悪ではない

さも合成品が悪といわんばかりですが、天然由来の成分のほうが安心できるという心情もわかります。

例えば、天然の植物ホホバ科(シモンジア科)の実からとったホホバオイル石油から精製して得られた流動パラフィンでは同じ無色透明な油で触った感じも同じです。

この状態で、どちらが入っている化粧品を選ぶか、と言われたら、文系だろうが理系だろうが、天然素材であるホホバオイルの方を選んでしまいそうな気はしますね(笑)。こういう場合にまで分子構造までイチイチ考えている人ばかりではないでしょうし。

実際、ホホバオイルのほうが角質への浸透は多少高いらしいです。しかし、そもそも角質が油脂不足になっている状況、乳液をつけないといけない状況というのは肌のバランスが崩れているので、皮膚科にいって適切な薬をもらって改善した方が良いというのは以前から何度も話をしているところです。

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天然=体に良いとは限らない

分子構造的にみれば、完全に精製された流動パラフィンはグレードによってはベビーオイルとして赤ちゃんの肌に使っても安心なぐらい精製されています。また保湿剤として使われるカルボマーやワセリンも同じ石油由来です。

実際、乳児の食物アレルギーを防ぐために、離乳食やおやつを食べさせる前に口元にたっぷりとワセリン(プロペト)を塗ると良いそうです。

外部の記事となりますが、以下の乳児の卵アレルギーとワセリンについての話が参考になるかと思います。

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漫画家の青鹿ユウ(@buruban)です(´▽`)はじめましての方はこちらの人物紹介どうぞ前回の記事はこちら↓明けましておめでとうございます~!本年も鹿ログ、ふうふう育児宜しくお願いいたします(´▽`)新年お年玉ゲストにお越しいただけました…!と、いうことでビックゲ

※リンク先でも触れられていますが、小児アレルギーに関しては、「掛かりつけの小児科にまずは相談してから」が鉄則。個別の事例については医師の判断をまず仰ぐべきです。

一方で天然物はというと、例えばホホバオイルもオリーブオイルも二重結合を多く持つので、日光などでそこから分子構造が変わったりちぎれて変な脂肪酸が出来上がったりと、必ずしも安定した素材ではないと言え、肌にめっちゃ合う人もいるし、めっちゃ合わない人もいます。

また複雑な成分になると、天然由来の抽出工程で余分な成分を含有してしまったり、アレルゲンを排除しきれないことなどもあり、天然=なんでも体に良いというのはやはり信じるべき言葉ではありません。

鵜呑みにせずに「自分に合うか」を考える

結局は、精製度や使い方の問題で、天然か合成かはどうでもよくて、商品自体を実際に使ってみて、その変化をよく自分で観察して「自分には合っているか?」ということを自分で考えることです。

「あの人が言ってるから良い」「あの会社なので良い」というのはあくまで参考にする程度で、短絡して考える事をやめてしまうと、思わぬ穴に落ちることになるわけです。

例えば初めて使う化粧品やシャンプーなどは、3日〜2週間くらいで影響は見えてきます。

故に、初めて使う商品には使い始めた日をマジックで書いておくだけでいいのです。そうすれば、もし謎の肌荒れが起こったらそれの原因を究明するのが「見える」ので、絞りやすくなっていきます。

人の体質、肌質は人によって全然異なります。それ故、日用品選びというのは自分との対話がめっちゃ大事なのです。

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