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【じょかセレクション】飲むのに覚悟がいる?ちょっと危ないカクテル

生活と科学
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初出:2020/01/21 Vol.364 飲むのに覚悟がいる?ちょっと危ないカクテル

Joker
Joker

というわけで、今回は「ヤバいカクテル」の話となります(トクトクトク・・・カラン)

くられ
くられ

ふーん。自分からすれば、そもそもにして普通の酒にしても良く飲めるなという世界だが・・・

Joker
Joker

そこはそれ、体質の問題ですから。飲めない人には間違っても飲ませちゃダメな奴ですよ(カシュッ・・・シュワアアア)

くられ
くられ

・・・そう言いつつばっちり晩酌の準備してるみたいだけど、何それ、ウイスキーにビール?

Joker
Joker

混ぜて飲むと「ボイラー・メーカー」なんですが、私がやるならチビチビとウイスキー飲みながら合間にビールですね。

くられ
くられ

酒の間に酒を飲むというのもわからん・・・

Joker
Joker

でも、エナジードリンクと酒の組み合わせはカフェインとの相乗効果があって本当にヤバいんですよね・・・特にストロング系チューハイとかはネタであってもよした方がいいと思う(グビッ)

ちょっと「ヤバめ」なカクテルの話

どうも。Jokerです。今回は「危険なカクテル」をテーマにお送りしていきます。

飲みやすくて危ない、なんていうカクテルは、レディーキラーの記事でも触れましたが、今回は飲むのに覚悟がいることもある、シンプルに「ヤバめ」なカクテルをセレクト。

間違っても飲めない人には飲ませてはいけない、酒の席のおふざけで飲むにしても悪酔いの危険あり、と、そんな感じの内容になっているので、オススメとは言い難いのですが・・・まあ、そういうお酒もあるよ、という観点でお楽しみいただければ幸いです。

・・・過去の失敗談みたいな曰くも、その、なくはないです(笑)。

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アースクエイク

「アースクエイク」というカクテルは、度数の高さと飲み口のインパクトから「飲むと地震にあったような衝撃を受ける」という、そんなカクテルです。

標準レシピはアブサン1/3、ドライジン1/3、ウイスキー1/3をシェイク。使う材料から「アブ・ジン・スキー」とも言われる、強烈なカクテルです。

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材料がどれも個性的な香りをしており、またどれも蒸留酒であるため、おおむね40度を超えるカクテルです。使うお酒によっては度数が跳ね上がるのでことによってはもっと強い度数になることも。

うまくマッチするような組み合わせで作れば、ひょっとしたら美味しく作れるのかもしれませんが(そこはバーテンダーの腕とセンス)、適当に組み合わせるとなかなか覚悟のいる味になります。

というか、若かりし頃に連れと一緒にノリで頼んだことがあるんですが、それまでに随分飲んでいたこともあって、連れの方が一口でダウンしたという、ちょっと苦い思い出があるカクテルでもあります。

私? 私は飲み干しましたが、やっぱりそこに至るまで結構飲んでいたので、翌日、二日酔いになりました。まあ、調子に乗ってそのあとさらに、その時の材料としてアブサンの代用に使われたペルノを単品で飲み続けたりしたせいなんでしょうけど・・・

今となっては笑い話ですが、どうせアブサンを飲むなら美味しい奴が飲みたいですね。

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ボイラー・メーカー

「ボイラー・メーカー」は、グラスに注いだビールに、ショットグラスに入れたバーボン・ウイスキー45mlを落として沈めて作るカクテルです。

吹き上がったりしていささかお行儀が悪いので、普通にバーボンを入れたグラスにビールを注いで作ったり、バーボンを飲みながらチェイサーにビールを飲んでも「ボイラー・メーカー」と呼ばれることがあります。

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名前の由来は諸説あり、ボイラー建設に従事していた作業員が手っ取り早く酔っ払うために飲みかけのビールにバーボンを注いだ、とか、飲むとボイラーが燃えるように熱くなる、とか、例によって酒飲み話っぽいカクテルにつきもののエピソードがあります。

なので、信ぴょう性は怪しいわけですが(笑)、ただ、ビール感覚でガブガブ飲むと、何しろウイスキーが45mlも入ってるので、なかなか酔っ払います。

ちなみに、韓国ではこうしたビールとウイスキーなどの蒸留酒の組み合わせで作るカクテルを「爆弾酒」と呼び、目上の人に作られたら一気飲みするのが基本と聞いたこともありますが・・・当たり前ですが、大変危険な飲み方な上にアルハラに当たるのでやめましょう。

個人的には、節度を守ってバーボンをちびちび飲みつつ、合間にハイネケンでも飲む、というのが好きです。

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レッドブル・ウォッカ

昔からクラブなどでよく見かけたカクテルに「レッドブル・ウォッカ」があります。ウォッカ45mlに対してレッドブル1缶を氷入りのグラスに注いで混ぜて完成のお手軽カクテル。

複数人向けに、ウォッカのボトル一本に氷とグラス、レッドブル数本をセットで・・・みたいなのを見かけたこともありますが・・・言わずもがな、カフェインたっぷりのエナジードリンクとお酒の組み合わせは危険です。

カフェインの効果もあって酩酊に気付きにくく、元気になって動き回ったりするので、お酒も回りやすい。

女性を酔い潰すのに使われることもあるので、こればかりは本当にあまりオススメできないカクテルとなります。

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番外:本当にヤバいのは? アルコール量で比較

ちなみに、最近出回っている度数9%のストロング系チューハイとエナジードリンクを組み合わせる・・・みたいなのをTwitterでネタ画像として見かけたりもしましたが、なおヤバいです。

なんとなく感覚的にはウォッカの方がヤバない? と思われそうですが、さにあらず。以前くられ先生がアルコールの分解速度についての記事を書かれていましたが、アルコールの量の計算は以下の式で算出されます。

お酒の量(ml)×アルコール度数(%)/100×0.8

レッドブル・ウォッカ一杯のアルコール量は、ウォッカが45mlですから、度数40%として計算すると、14.4gほど。

ボイラーメーカーはアルコール度数的にはこれにビールが加わりますが、一般的に使われるのは120ml程度なので、+4.8gで20g程度。

アースクエイクの全量を60mlだとして、これは19.2g、多めに作って90mlでも28.8gです。

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ストロング系チューハイにはご用心

一方で、ストロング系チューハイは、350缶で25.2g、500缶だと実に36gです。

実はレッドブル・ウォッカなんかより、エナジードリンクとストロング系チューハイの組み合わせの方がずっとヤバいのがお分かりいただけるかと。

・・・なんかヤバいカクテルを紹介したつもりが、最後に全部、ストロング系チューハイに持って行かれた感があります。こうして数字で見ると怖いもので・・・くれぐれもお酒の飲み過ぎには気をつけましょう。

ま、お前が言うなと言われればそれまでですが(笑)。

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「レディーキラー」カクテル

酒税の怪物:ストロング系チューハイ

アルコールの分解速度

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