くられ先生の素朴な疑問を解決する!:どうして人は水を飲むのか?

生活と科学
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初出:2019/09/03 Vol.344 どうして人は水を飲むのか?

くられ
くられ

はぁい、良い子のみんなーくられ先生ダヨー。今日はみんなの素朴な疑問を科学で解決していくぞー!

Joker
Joker

先生、先生、声が死んでます。あとその某紙袋みたいなカクカクした動き、子どもが見たら泣きます。

くられ
くられ

いやーこれでも親しみやすいキャラをだな・・・

Joker
Joker

先生はそのままでいいと思いますよ・・・素でキャラ立ってますから。

くられ
くられ

それ褒めてないよな(笑)。まあいいや。今回は「どうして人は水を飲むのか」という疑問に科学的な回答をしていくぞ。

POKA
POKA

水か。水を電気分解しながら高圧に耐えられるボンベに詰めていくとだな・・・

くられ
くられ

それ以上いけない!

※「ラジオライフ公式アリエナイ理科ノラジオ Part3」に元ネタがあります。

ラジオライフ公式アリエナイ理科ノラジオ Part3

素朴な疑問:「Q. 人間に水が必要なのは何故?」

人は水を飲まないと生きていけません。

しかし、ではどうして、人間が生きていくのに水が必要なのでしょうか?

今回は、この超根源的な質問に科学的な回答をしてみよう。

無論の事、「喉が渇くからでぇ〜〜っす」のような答えの、出来の悪いなぞなぞではなく、科学的に「どうして水を定期的に摂取しないといけないのか?」をちゃんと答えらるかどうかは、わりと大事です。

こういう質問にバシっと答えられるかどうかで理科の教師の質も分かるので、いじわるな人は聞いてみよう。

ちなみに、その場で即答できなくても、答えを調べてくれたり、宿題としてくれる先生は良い先生だよ。

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「A. 窒素を排出するのに使うから」

さて、答えを先に言うと「Nの排出方法としてコレしかないから」に尽きる。

何? わからん? そりゃそうだ。この雑すぎる回答でOKな人はそもそも即答できているはずなので、ちゃんと説明しましょう。

食物の栄養、タンパク質としてとりこんだものはアミノ酸まで分解されて、アミノ酸は体のあちこちの代謝や組織の構成などに使われます。例えばあらゆる食品に含まれる水素は、酸素と反応させて無害な水にできるので問題なく、炭素だって二酸化炭素という形で不要な部分を呼気として捨てることが可能です。しかし、窒素(N)だけは体内ではアンモニア(アンモニウムイオン)として捨てるしかなく、これをそのまま置いておくと毒のある物質なのでたくさんある炭素と酸素をわざわざくっつけて、尿素という水溶性の毒性の低いモノへと変換して、それを尿として捨てる必要がある。

はい。長いですね。とはいえ、きちんと説明するとこうなるのです。

もう少しだけわかりやすく雑な言い方をすると、「窒素を排出するにはおしっことして出さないといけないので、そのために水が必要」となります。

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他にも理由は様々

またこれ以外にも、理由は色々あります。

そもそも、人の体重の6割が水であるわけなので、それが前提で臓器や血管の中の血液が維持されていますし。

このバランスが崩れると臓器負担が上がって危険なので、水分が必須とか、それに、水を中性脂肪などのエステル、ペプチドなどを加水分解するときにも使われますし、ただの溶媒だけでなく反応する薬品成分としても当然使われているので、とにかく水分維持は生命維持に必須であるといえるわけです。

栄養や酸素などを外部から取り込む同化に対して、新たな生命サイクルのために栄養を取り込み、それを廻して別の物質として排出する、これを異化と呼んでいるわけですから、

「同化と異化のサイクルに必須である」

もまた正解といえます。
 
人間の体というのは非常に複雑な元素の組み替えで生命を維持しており、それらすべてはもちろん解明されていません。

XXが溶けた健康に良い水みたいなアホくさい商品は定期的に出てきますが、「この元素を取り込めば健康になる!」なんてものは分かっていたら真っ先に病院で出てるはずです。

オカルト商品なので騙されてお金をドブに捨てたい奇特な人以外は買わない方がいいでしょう。

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