【実食済み】くられ先生が食べてきた意外に美味しい水草の話

生活と科学
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初出:2016/03/15 Vol.163 食べられる水草
改稿:2020/05/31

くられ
くられ

えーっと、この辺の水槽に、前に採取して増やしていた・・・あったあった。これが「ミズオオバコ」だよ。これがサラダ野菜として実にうまいのだ。

Joker
Joker

へぇ〜〜、でも、この手の水草って生で食って平気なんですか? 寄生虫とかヤバそうですが・・・

くられ
くられ

うむ、危険である! なのでそのまま食べるのではなく、こうしていったん栽培してから、さらにその後ガッツリと殺菌してから食べる。

POKA
POKA

はっはっは。そこまでして雑草を食べるのは物好きの世界だと思うがな。

くられ
くられ

いや、でも、ミズオオバコは本当に美味しいんだよね。今日はこのミズオオバコのサラダに、干して保存してあるニリンソウでオハウを作ろう。ついでにヒシの実も茹でるか。

POKA
POKA

ふむ・・・肉はちょうどそこに培養肉があるから、それで良かろう。なんか目玉が見える気がするが、細かいことだな!

Joker
Joker

あ、クレソンがありますね。ちょうどよくウニもいるので、ウニクレソンにしましょう。

くられ
くられ

・・・ま、そのうち復活するだろうし、いいか。今日はパーティーだ!

食べられる水草

自分は、水槽で水草や水生生物の飼育を行っています。

アクアリウムという奴ですね。もう何年やっているかわからないくらい、長年の趣味です。

フィールドワークであちこち山野を巡り、珍しい植物なんかの採取をして、水槽で増やすこともあります。

と、この辺を本格的に語り出すといろいろとキリがなく、個別の記事もあれこれあるくらいなので、興味があれば関連記事などをご覧いただくとして。

今回は、その中でも水草についての話をしようと思います。

もちろん水草といっても多種多様ですが、これで案外「食べられる水草」というものがあります。

個人的に、実際に食べてきたものなどを紹介しましょう。ただし、衛生面や寄生虫などの問題もあるので、食用として売られているもの以外を食べる時はくれぐれも自己責任で。

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ヒシ

まずはヒシ。三角錐の形状をしており、オニビシやヒメビシを乾かしたもの、またその形状に似せたものが忍者の使う「撒菱(まきびし)」として用いられたとか。

そんなヒシですが、大型の種類の実はゆでると中身がなかなかホクホクで美味しい植物です。

栗に似ていると言われてますが、個人的にはクワイに近い印象。少し青い実のほうがおいしい。

ミジンコウキウサ、アオウキクサ

続いて「ウキクサ」、水槽をやってる人ならお馴染みの、無限増殖するあの害草です。

これが、実は食べられるとのことなので、ミジンコウキクサは食べたことがないのですが、アオウキクサは実際に食べました。

クセがないものの非常におもしろい食感なので、粗く砕いてポタージュなどに混ぜても美味しい。

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クロモ

アナカリスでもなく、カナダモでもなく日本固有種のクロモです。

カナダモは汚いところに生えていることが多いので食欲が沸きませんが、クロモは水のきれいなところに生えるので食べれそうな印象です。

昔はけっこう山の野菜として冬場も水中で常緑なので、ビタミン源として食べる地方もあったとか。味はとくにないのですが、生でよし、ゆでても海藻のような感じに。

ミズオオバコ

これまで紹介してきた中でも別格なのが「ミズオオバコ」です。個人的に最も美味しいサラダ野菜だと思う。

ただし入手は難しい上に、保存も利かない。野生のものは寄生虫などのリスクを避けるために、一端水草栽培したほうが無難。

味はなぜかリンゴのような爽やかな芳香があり、味は極上。オリーブオイルと酢といったシンプルなドレッシングで食べるとイイ。

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実際に食べる時の注意点

いずれの水草にも言えることですが、淡水の草を生で食べるのはそれなりにリスクがあることに注意しましょう。

火を通せば毒の無いものであれば基本的に大丈夫ですが、特に危険なのが寄生虫です。

肝蛭のセルカリアなどがいることがあり、よく洗って巻き貝などが絶対に入らないように気をつけること。

実際、別格と評したミズオオバコですが、いったん水槽で栽培した上で、アルコールと次亜塩素酸ナトリウムで殺菌し、よく洗い流してから食べました。

この辺は自己責任となるので、安易に真似をしないようにご注意ください。

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著者紹介

くられ
くられ

サイエンス作家、タレント。シリーズ累計20万部の「アリエナイ理科」シリーズを始め楽しい科学書の分野で15年以上活躍。週刊少年ジャンプ連載「Dr.STONE」においては科学監修を務め、フィクションと実科学との架け橋として活躍中。TV番組「世界一受けたい授業」「笑神様」「MATSU」ぼっちの出演や、YouTubeで80万再生を超える科学動画を「主役は我々だ!」と共同製作も。仕事の依頼や関連情報は https://twitter.com/reraku

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