ミネラルウォーターと実はそれよりずっと凄い日本の水道水の話

生活と科学
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初出:2014/04/15 Vol.63 水の種類 その1

水の種類

水の種類と言われるとミネラルウォーターの類いかなと思う人も多いと思うんですが、今回はそうではなく、用途別の水の分類になります。

まず飲料水とそれ以外があります。
常水(水道水)、精製水、蒸留精製水、注射用水、脱イオン水、純水、超純水などなどいろいろあります。今回は一般的なミネラルウォーターの類いと水道水の話です。

常水はそのまんま水道水で、日本の水道水の基準は極めて厳しく衛生面では他国を圧倒するもので。そのまま飲用しても問題ない数少ない水に恵まれた国であるといえます。phも弱酸性で肌に優しい軟水。湯沸かし器へのダメージも少ない非常に優れた水です(硬水はいろいろ問題ありまくりです)。

ボトルウォーターというのは名前の通りボトル詰めされた水なので、あらゆる水商品のことを指す言葉なので、最適な言葉ではありません。
いわゆるミネラルウォーターというのはナチュラルウォーター、ナチュラルミネラルウォーター、ミネラルウォーターの3種類と覚えておいていいでしょう(細かくもっとありますが)。

ナチュラルウォーターという水源の水質調査で飲用OKをもらったものを濾過と加熱殺菌して詰めたモノ。ナチュラルミネラルウォーターという地下水由来のモノを、ナチュラルウォーターと同じ加熱殺菌処理をしたもの。ミネラルウォーターも地下水で濾過、沈殿、ミネラル分離、紫外線・オゾン殺菌などを行ったモノ。ようするに地下水をなんとか飲めるようにしたものです。なんとかの天然水というのは、そのへんの地下水を飲めるようにしたものとも読み替えることができるわけです。

ちなみにこれらのいわゆるミネラルウォーターは水質的には水道水にものすごい劣ります。

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ミネラルウォーターには大してミネラルがない

まず、肝心のミネラルですが、加熱殺菌を行わないといけないという食品衛生の縛りにより、ミネラルの多くは沈殿物として加熱槽の底に溜まっています。なので源泉とは別物と考えるべきです。
次に衛生面では、細菌の数は水道水より多いです。病原性の細菌はまずいないため、無害ですが、薬物中毒者が、水道水は恐いからミネラルウォーターで希釈して注射してたりしますが輪をかけて間違ってます。飲用で安全でも血中直接で安全な保証はどこにもありません(そもそも麻薬自体が汚染されすぎてて論外でしょうがw)、ついでに砒素などの有害成分も水道水よりはるかに高濃度です。
これは地下水やわき水は、基本的に砒素やカドミウムなんかも多く含むからで、毎日常用する水ではないので、無害な範疇であればOKと基準が水道水より大幅に緩いからです。

ようするに、水道水に塩素臭さや、藻の臭い(カビくさい感じの夏場に増える臭気成分)なんかを取り除けばミネラルウォーターのかわりにしても良いレベルです。最近は、適当に安い浄水装置でも十分臭いがとれますから、これをペットボトルにつめて持って歩けば、衛生面では何も問題ありません。
ミネラルウォーターを飲んで健康になることは特にない(そんな有効成分はありません)ので、あとは味の面の話ですが、実はこれも家で簡単に調節できますが話が長くなるので割愛します。

ちなみに、水といえば迷著「水からの伝言」で話題になった「お水さんありがとう」。水分子には日本語は通じませんし、感情どころかただの化学物質ですから「ありがとう」と水に言い続けても水の性質は変化しません。もし、それでも変化すると著者が訴えるのであれば「追証可能な実験結果」を出さなくてはいけません。それを多くの学識者が追証、考察し、穴が無いことが認められれば「事実」と判断しても良いわけですが、現状はバカが「あ、俺いいことおもいついた」レベルの段階であり、それを学校の道徳とかで教材として用いる教師は、オウム真理教素晴らしい! 俺の守護霊デッキが火を噴くぜと叫び髪の毛を七三に分け出すレベルのオカルトです。

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