【実食済み】くられ先生のオススメ野草:イモ粥が美味しいカキドオシ

生活と科学
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初出:2017/01/24 Vol.208 美味しい雑草 カキドオシ
改稿:2022/01/07

Joker
Joker

先生、オススメの美味しい草があると聞きましたが・・・

くられ
くられ

夢見心地になれる不思議な草とか?

Joker
Joker

先生、先生、ヤバい草の話じゃないです。あれですよ、おかゆにして美味しい奴。

くられ
くられ

ああ、カキドオシのことか。あれ、イモ粥にすると美味しいんだよね。

POKA
POKA

はっはっは。連日飲みっぱなしで胃腸や肝臓が弱っているようだから、たまには草と粥でも食って休肝日を作るべきだな!

Joker
Joker

何も言えねえ・・・です、はい。

くられ
くられ

何、内臓の調子が悪いとな? それではここにある他の不思議な草も使って、ついでにこの薬品を・・・

Joker
Joker

先生、先生、普通のおかゆでいいです。先生? 聞いてますか先生!?

カキドオシの花が咲くのは4〜5月

身近な雑草、カキドオシ。

生薬として利用する場合、花が咲く4〜5月に採取された後、陰干しにするそうです。「連銭草(れんせんそう)」とも呼ばれるとか。

お茶としても売られていたりしますね。

以前、頃合いの頃を見計って、実際に採取してきたことがあります。

このカキドオシ、薬草としての効能もあるそうですが、イモ粥にすると美味しいのです。野草で作る粥といえば七草がゆが有名ですが、食べて美味しい雑草・野草は案外その辺に自生しています。

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春の七草と七草がゆ

春の七草。正月明けに店にならぶ七草を買って七草がゆを作る人もいるかと思います。七草とは一般的に

せり・なずな・ごぎょう・はこべ・ほとけのざ・すずな・すずしろ

がそうで、他にも季節ごとに七草というものがあります。だから「春の」七草と呼ばれる訳ですね。この辺が気になる方は、Wikipediaあたりをご覧ください。

七草 - Wikipedia

最近ではフリーズドライとかレトルトとかで手に入ったりもします。

さて、七草がゆに使われているのは、そうご大層なものではなく、要するに野草・・・雑草です。自分はこういった野草・雑草をお茶にしてみたり、水草を食べてみたりと色々とやっております。

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美味しい雑草:カキドオシ

さて、この辺で今回ご紹介するカキドオシという雑草に話を戻しましょう。

ホトケノザとよく似ている雑草で、間違われて使われてることもあります。毒性はないので特に問題はない・・どころか、この草、ホノケノザより香り高くけっこう美味しいのです。

わりと自然公園にでも行けば、そこらじゅうに生えているのですが、食用としては地味に知名度が無く、自分も最近まで農家のおっちゃんに教えて貰うまで知りませんでした。

調べてみると、シソ科の植物で、青い新芽は特にシソともいえないなんともいえない良い香りがしています。

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カキドオシで作るイモ粥が美味しい

全体的に固いので、食べる場合は茹でるか炒めるかがいいのですが、個人的にオススメは、鍋とおかゆ。特にイモ粥に入れると非常に美味しいのです。

まずご飯を炊く際に干しイモを適当にちぎって入れ、やや水を多めにしてイモご飯を作ります。そして、余ったイモご飯でおかゆを作る際に、カキドオシを細かく刻んで入れ、七草がゆのようにすればOK。

使う干しイモは以下のリンクで売ってる「ほし娘」が個人的に大変お気に入りです。美味しい。

TOPページタイトル
千葉産干し芋。釜戸炊きで天日干し。減農薬栽培さつまいもの紅はるかを使った「ほし娘」販売中!

植物自体はそれほどクセのない味ですが、香りを楽しむ草なので、かゆ全体に香りが行き渡るように入れます。分量はかなりドサっといれてもOKです。

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薬草としてのカキドオシ

昔は、冬場のビタミン補給や和漢方的なものとして、以外と活用されていたようです。

お茶として売られているのは最初にご紹介した通り。

なお、これだけオススメしておいて何ですが(笑)、野草の類を食べる場合に共通する注意点というものがあります。

間違った草を食べたり、たまたまその草にアレルギーがあったりと、人の体質によっては何が起きるかわかりません。

アレルギーはどうしようもないですが、一般的に流通しているものはともかく、野のものを食べる場合はどうしてもそういうリスクがあるので、自己責任ということでお願いします。

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野草は誤食にご用心!

野草の誤食事例としては、ニリンソウとトリカブトの取り違えなどが有名です。混生していることもあるので危険。

漫画「ゴールデンカムイ」7巻でも、ニリンソウだと思って取ったらトリカブトだった・・・などという描写がありましたね。

ゴールデンカムイは過激な描写も多いものの、意外と自然に関しての事に触れられていたりもして、名作だと思います。もちろんあちこちで話題になるアレな描写も面白いんですが(笑)。

さておき、野草の誤食にはくれぐれも気を付けましょう。

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著者紹介

くられ
くられ

作家、科学監修。「科学は楽しい!」を広めるため科学書分野で十数年以上活動。著作「アリエナイ理科」シリーズ累計30万部突破。著作「アリエナクナイ科学ノ教科書」が第49回・星雲賞ノンフィクション部門を受賞。週刊少年ジャンプ連載「Dr.STONE」においては科学監修を担当し、フィクションと実科学との架け橋として活躍。TV番組「世界一受けたい授業」「笑神様は突然に・・・」NHK「沼にハマってきいてみた」等に出演。ゲーム実況者集団「主役は我々だ!」と100万再生を超えるYouTube科学動画を多数共同製作。独自YouTubeチャンネル「科学はすべてを解決する!」登録者20万人突破。Twitterフォロワー13万人以上。教育系クリエイターとして注目されている。仕事の依頼や関連情報は https://twitter.com/reraku

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