【個人情報】ネットは匿名だと誤解しているから犯罪予告で逮捕される

リテラシー
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初出:2017/07/04 Vol.231 ネットでの犯罪予告はリテラシーの無さを示している?

Joker
Joker

ネットと匿名性の話ですか、先生。

くられ
くられ

いやー、犯罪予告とかして逮捕される連中は、ネットは匿名だからバレないと思っているんじゃないかとね。

Joker
Joker

なるほど。そこで今回は、どうしてバレるのかって話になるんですね。

くられ
くられ

そういう事である・・・あいててて

Joker
Joker

ところで先生、なんでイモムシみたいなポーズをしてるんでしょう?

くられ
くられ

腰を傷めてしまってな・・・わしゃーもう駄目なんじゃあ〜〜

Joker
Joker

その割には余裕がありそうな・・・あっ、猫が!(にゃーん)

くられ
くられ

ッッッッッ・・・・・・(ちーん)

Joker
Joker

うわあ・・・腰に直撃・・・

インターネットは匿名ではない

インターネットを通じて、悪質な嫌がらせや、「○○に爆弾を仕掛けます」などといった犯罪予告をして逮捕、などという話がありますね。

昔から「ネットは匿名性が高いから」などと勘違いしてはしでかしてとっ捕まる連中がいる訳ですが、ネットというのは、思いのほか匿名ではありません。この辺は、方々で何度もお伝えしている通りです。

今回は、では、どのようにして「ネットは匿名ではないのか」について、解説していこうと思います。

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IPとはネット上の住所のようなものである

さて、なるべく専門用語には触れないようにしようと思いますが、ニュースなんかで話題になる時に使われる事もある「IPアドレス」については、最低限覚えておいた方がいいと思います。

IPアドレスとは、ものすごくざっくり説明すると、インターネットでデータをやりとりする仕組み(これをIPという)の上で、どこにデータを送ればいいのかという、住所のようなものです。アドレスだからね。

IPアドレスは、家からネットにアクセスする場合、契約したプロバイダから割り当ててもらいます。そして、データのやりとりに必要なので、いつどんなSNSにアクセスしたのかとか、どんなウェブサイトにアクセスしたのかとか、全部記録が残ってます。

この記録・・・ログの保存期間はまちまちですが、だいたい3ヶ月から6ヶ月ほどです。よく「プロバイダに情報開示請求を」なんていうのは、この辺の話ですね。なので、訴える側に回る時はスピードを重視しないといかんのですが・・・

まあ犯罪予告とかでとっ捕まる場合、これだけの猶予があったらサクっと身元が割り出されてしまうわけです。

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ネットカフェや外のWi-Fiも匿名ではない

家からアクセスしたらバレるなら、ネットカフェや外にあるWi-Fiスポットからならバレないだろ・・・と思うかもしれません。

もちろんそんな都合の良い話はありません。IPアドレスを割り当てた時、どの端末に割り当てたのかも記録されてるからです。

ここでは細かく解説しませんが、MACアドレスといって端末固有のアドレスがあります。住所で例えるなら、部屋番号みたいなものですね。わからないとデータをお届けできない。

この辺、先ほどから住所に例えておりますが、簡単な話、ネットで通信する時も「お届け先」の情報が必要なのです。だから、個別の機器それぞれの情報まで必要だし、記録もされているという事。家庭用のルータでさえ、知識があればちょっとした手間一つで、接続された端末がどこのメーカーのものかくらいの事はわかります。

また、ハッキングの技術の一つには、この手の機器に紐付く情報を誤魔化すものがあったりします。なんでかって、そりゃつまり「誤魔化さなきゃバレる」ってことでしょう。

さておき、そこまで分かってれば、環境や状況証拠から特定する事は不可能ではありません。だいたい、そういう場所は監視カメラが見張ってるものですし、大昔ならいざ知らず、ネットカフェでは会員登録が必要で住所や氏名を押さえられます。Wi-Fiにしたってフリーであっても登録が必要だったりして、何のかんのと対策されているのです。

完全フリーなWi-Fi? そんなの、逆にどんな仕掛けがされているのかわかったもんじゃありません。最近は通信の暗号化が進んでいるとはいえ、そんなところでデータのやりとりをするのは別の意味で怖いです。

こういった事情から、「外からなら大丈夫だろ」などと、気軽に考えて犯罪予告とか馬鹿な真似をすると、少なくとも、容疑者の一人くらいには、すぐに挙げられてしまう訳です。

仮に本当に匿名でインターネットを使いたいなら、かなり厳重に通信の仮想化や接続経路を匿名化するためのソフトを使わないといけません。そこまでしないとバレると思っておくべきでしょう。

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登録する個人情報には要注意

さて、こうした諸々を踏まえた上でも考えると、SNSなどでも、あまり気軽に個人情報を登録するのが危険だというのは、何となくわかってもらえるのではないでしょうか。

ひとつひとつは大した事がなくても、TwitterやFacebookにいろいろな情報を登録すればするほど、個人情報は筒抜けになってきます。

飲食店で女子高校生が写真撮ってTwitterにアップしてるのを見たオッサンが、手元のスマホから、注文のメニューと投稿タイミングからユーザーを特定して、過去の投稿をぐるぐると遡って見ていき、行動パターンを把握して待ち伏せを仕掛ける・・・

Facebookに自慢の娘の写真をアップしたら、性犯罪者に目を付けられて、拉致監禁されて暴行を受けた上に身代金を要求され、あげくに・・・

このくらいの事が、当たり前に起きても不思議ではない時代なのです。そういった認識を持って、ネットとは付き合うべきでしょう。

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