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「アリエナクナイ科学ノ教科書」記事抜粋:嘘を見抜く方法 後編

生活と科学
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初出:2016/01/19 Vol.155 嘘を見抜く方法 後編

Joker
Joker

先生、今回は人間観察についてですか?

くられ
くられ

場数を踏むとわかるようになるよ。幸せになれるかはしらんけど!

Joker
Joker

まあ、先生のお面に目がないのは・・・

くられ
くられ

余計な事は言わんでよろしい!

「アリエナクナイ科学ノ教科書」記事抜粋!パート2!

前回も紹介しました「嘘を見抜く方法」、続きをお送りします。こちらも以前メルマガで紹介し、そして拙著「アリエナクナイ科学ノ教科書」にも載っている記事の抜粋です。

思いっきりダイレクトに宣伝します(笑)。興味が湧いたら、ぜひご購入くださいませ。

訓練を積めば嘘はある程度見抜ける

基本的に100%という方法は無く、あくまでその人の観察力と経験値に依存するものなので、文章にするとソレっぽいですが、基本以外はあとは場数です。

そして分かるようになってくると、対人関係を悪化させる場合もあるので練習するかどうかはなんともいえませんw

ちなみに自分は、よっぽどのことが無い限りあまり人を見ないで話すのは、無駄に訓練したせいで以下略だからです(笑)。察しろ。

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1)表情

嘘を付くときに視線が変わる。例えば人によっては嘘を付くときだけ目をそらし、悟られないようにします。一方で嘘をつくときだけ相手の目を見る人もいます。

これは最初に話した女性と男性の嘘の差にしっかり現れ、男性はやましい気持ちから嘘の際に目をそらす傾向が強く、女性は自分に対して攻撃性を相手が出さないか、嘘がばれないかどうかという点から目を見てくると逆転の反応をする傾向がある・・・となります。

顔の表情は専門書が多く出ていますが、特別な訓練をしなければ一瞬の変化を見抜くことは難しく、もっぱら目と口がどのように動くか・・・程度を追うのが一般人には限界です。そして解説を始めるとこのページに収まりません(笑)。

2)手の動き

ろくろ・・・。IT長者がインタビュー写真でろくろを回しているとよく言われる、あの手の動き。人間はリラックスすると手が勝手に動きいろいろなアクションをします。

一方、嘘をつくとぎこちない一定の動きをとったり、首や顔をこすったりする人もいます。これはあくまで一般論であり、人それぞれのクセや個性が反映されるので、〜〜だから嘘という判定材料には直接なりません。

3)足

足を向いている方向で相手に対する好意・悪意・敵意などが出るとされています。足を組んだ先が相手に向いていれば好意的、また回数が多いと退屈、自分と連動して組み替える場合好意ありなどと様々な解釈があります。

4)全体

体の向きや肩のすくめかた、直立しつつ自分に向かって角度があるかか反っているか、手はポケットに入れたままか、首はかしげているか、それぞれのバランスを見ます。

5)質問

嘘かどうかを見抜くにはまずは徹底的な世間話です。まず世間話をして相手の緊張をとり、なおかつ相手が考えなくても良い質問を投げかけ、次に思い出さないといけない嘘とは関係の無い質問を投げかけます。

その上で嘘に関係する話題をチラっと重ね、それによって相手の1〜4の動きを観察し、相手の平常時と嘘時のパターンの差を見抜きます。この観察眼と質問で相手をゆっくりと思考の檻へと近づけて、ゆさぶりをかけるのが最先端の「尋問」となります。

また、時系列を逆に聞くという手も有効で、嘘の記憶は平常再生は容易なのですが、逆再生はきわめて脳に負担が高いため、ストレスアクションを出させるきっかけになり、そういったものを世間話からいきなり挟むというのも技となります。

熟練の刑事にはこの方法が自然に身についている人もおり、そういう人の「臭うな・・・」は嘘の臭いなのです。

とはいえ一般人にはなかなか難しいのも事実、しかも実生活でやりすぎると人の嘘が分かりすぎて友達はおろか、恋人すらなくす危険性大です。真実も追究しすぎると不毛なので注意しましょう。

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ディスカバリーチャンネル連載

前回もご紹介しましたが、ディスカバリーチャンネルで同名の連載が載っている「アリエナクナイ科学ノ教科書」、第五回の「霊能者の話術」に出てくる占いのテクニックにも、一連の嘘の見抜き方の話と関連しています。あわせてご覧いただければ幸いです。

https://www.discoverychannel.jp/0000038881/

連載記事一覧はこちらです。

https://www.discoverychannel.jp/author/kurare/

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前回の記事は以下となります。

「アリエナクナイ科学ノ教科書」記事抜粋:嘘を見抜く方法 前編
今回、次回と二回に分けて「嘘を見抜く方法」に関しての記事をお送りしようかと思います。以前メルマガで紹介し、そして拙著「アリエナクナイ科学ノ教科書」にも載っている記事の抜粋となります。
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