梅雨時のスキンケア:湿度の急変による肌トラブルには硫黄泉が効く

美容と健康
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初出:2015/06/09 Vol.123 今こそムトウハップなんだけど

Joker
Joker

いやー、やっぱ温泉は良いですねえ・・・湯に浸かりながら山に煙る雨というのも悪くない(グビッ)

くられ
くられ

こらこら、入浴中のお酒は危険だから控えなさい。

Joker
Joker

いやあ、ついつい。一本だけ、一本だけお願いしますよ・・・ところでこんな山奥の秘湯、どうやって見つけたんですか?

くられ
くられ

ちょっとマイニングしてたらちょうど良いとこがあってね。

Joker
Joker

ここ、硫黄泉ですよね? なんかイヤな予感が・・・

POKA
POKA

おっ、この辺に良い鉱石がありそうな感じがするぞ! そりゃっ!(ガツッ・・・ブシューーーーー!!)

Joker
Joker

やっぱりーー!? りゅ、硫化水素が(ゲホッ)

くられ
くられ

酸素マスク、酸素マスク・・・

※フィクションです。色々シャレにならない!

湿度の急変とお肌のトラブル

高温多湿な日本、とりわけ、梅雨の時期などは、蒸し蒸しとする事もあるでしょう。

湿度が急変することで、肌が保水をどれだけ頑張れば良いのか分からなくなって、その結果、ニキビのような吹き出物が、顔だけでなく、頭皮や背中などにも出来やすくなってきます。

こうした皮膚のトラブルに、効果的なのが「湯治」。肌に合わない場合もあるんですが、硫黄泉、硫化水素泉などは、ほどよい殺菌性で、常在菌のバランスを取るのに具合がよく、アセモや頭皮のニキビを押さえ込むのには持ってこいなのです。

昔からの知恵も馬鹿にできず、科学の裏付けがあればなお良いということですね。

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入浴剤として便利だった「ムトウハップ」

とはいえ、そう気軽にポンポンと温泉旅行に行く訳にもいきません。そこで、この手の皮膚トラブルへの対策として、昔から愛用されていたのが「ムトウハップ」。石灰硫黄合剤の入浴剤です。

原液は赤っぽい液体ですが、これをお湯に溶かすと白濁し、硫黄泉特有のあの匂いが広がります。手軽に白濁したお湯が作れるので、時代劇ほか、女優さんの入浴シーンに使われる事もよくあり、美肌効果もあるため、プライベートで使う方もいらっしゃったとか。

硫黄泉に入る時と同じように、成分的な問題で貴金属は外す事、風呂釜や浴槽を傷める事があるのに注意が必要だったりしますが、入浴剤としてとても優れていた訳です。なにしろ、人工的に温泉を作り出せる訳ですから。

しかし、このムトウハップは、2008年にその販売を終了しています。

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ムトウハップはなぜ消えた?

ちょうどその頃、社会問題になったのが、硫化水素による自殺です。

ムトウハップのような石灰硫黄合剤入力剤に、トイレ用の酸性洗剤を混ぜると、硫化水素が発生します。「混ぜるな危険」と明記される理由のひとつですね。

これによって自殺者が出て、それをマスコミが面白おかしく報道した結果、真似して自殺する馬鹿が出るという負の連鎖が発生した次第。

悪いのはムトウハップじゃなくて、報道で間違った使い方を広めて煽ったマスコミ連中だと思うんですが、あろうことか、厚労省が薬局へ取り扱いを辞めるように通達(源逸には日本チェーンドラッグストア協会にお粗末な通達)をしたのです。

この自粛要請は数ヶ月で解除されたものの、結果として、ムトウハップを製造販売していた武藤鉦(むとうしょう)製薬は、あっという間に倒産してしまいました。

そういう訳で、一部の馬鹿とそれを見て喜ぶクソのせいで、優秀な商品がこの世から消えたということは、覚えておくべきかと思います。

ちなみに、石灰硫黄合剤は農薬用としても存在していますが、こちらは塩基性が強すぎて、入浴用のものとはだいぶ違います。目的外の使い方は避けた方が良いでしょう。

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