くられ先生の科学トリビア:アスパラを食べると〇〇の臭いが変わる

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初出:2020/07/21 Vol.390 アスパラを食べると尿の臭いが変わる

くられ
くられ

アスパラガスといえば、実は不思議な特徴があって、食べると「尿の臭いが変わる」んだよね。

Joker
Joker

言われるまで気づかなかったんですが、確かに変わりますね。

くられ
くられ

まあ、仕組みとしては代謝物が尿中に出て、それが特徴的な臭いになってるという話なんだが・・・

Joker
Joker

これがアスパラのせいだとは思わなかったです。

POKA
POKA

はっはっは。身近な科学トリビアという奴だな。人間の体の仕組みとは面白いものだ。電撃にも慣れるものだしな。

Joker
Joker

いえ、それはPOKA先生くらいです。だから電極を構えないでください!

くられ
くられ

確かに多少の慣れはあるけど、痛いもんは痛ギャアアアアアア!(バリバリバリバリ)

POKA
POKA

ふむ。ちょっとオゾン臭くなったな。これも臭いの変化といえば変化である!

アスパラガスと臭いの変化

人気の野菜、アスパラガス。茹でて塩を振ったり、マヨネーズを付けて食べるのが好きだという方も多いでしょう。

しかし、このアスパラ、あまり知られていないことですが、実は「尿の臭いを変える」という特殊能力があるのです。

尿の臭いを変える・・・というのは、言われてみれば、確かに変わっていると知覚されますが、それが、アスパラが原因だったと思う人はなかなかいないと思います。

そんな訳で今回は、アスパラとこの臭いを変える仕組みについて、科学的に紐解いていこうと思います。

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尿の臭いを変える仕組み

アスパラには、アスパラガス酸という、そのまんまの名前の物質が含まれています。

この物質は、小さな分子の中にイオウが2個も入った、独特の感情構造を持った酸です。

このアスパラガス酸は、体内で分解されて、ジメチルスルホンやメタンチオールといった、イオウを含む代謝物になります。これらが血中から尿中に排出されるため、尿が変な臭いになるわけです。

とまあ、こういう仕組みなのですが「いや、試してみたけどそんな変化は感じられないぞ」という方もいます。

近年の研究によると、この独特な臭いを検知できない人がいることがわかっています。

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代謝の仕組みの奥深さ

また、それとは別に、尿中にこれらの物質が出ない人もいることも知られており、代謝一つとっても人の個性というものがあるという、生物多様性を感じさせるものとなってます。

このアスパラに関しての代謝は、尿中に出るまで食べてから20〜30分程度という、異様な速度なのも特徴的なところ。

アスパラを食べた後、トイレに行ったら、果たして自分は「変わる」タイプなのかどうかを確かめてみてもいいかもしれません。

もっとも、臭いの物質は出ているけど、その臭いがわからないタイプかもしれませんが・・・(笑)

いささか尾籠な話でしたが、ごくごく身近なものに、こういった科学トリビアがあったりするものですね。

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著者紹介

くられ
くられ

サイエンス作家、タレント。シリーズ累計20万部の「アリエナイ理科」シリーズを始め楽しい科学書の分野で15年以上活躍。週刊少年ジャンプ連載「Dr.STONE」においては科学監修を務め、フィクションと実科学との架け橋として活躍中。TV番組「世界一受けたい授業」「笑神様」「MATSU」ぼっちの出演や、YouTubeで80万再生を超える科学動画を「主役は我々だ!」と共同製作も。仕事の依頼や関連情報は https://twitter.com/reraku

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