若くして要介護の恐れ:棒みたいなスラーっとした手足がもたらす地獄

美容と健康
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初出:2017/11/07 Vol.249 棒みたいなスラーっとした手足がもたらす地獄

人間の美的感覚と超正常刺激

以前、人間の美的感覚、そしてその男女差についてご紹介した事があります。

科学的に見た「美しさ」の基準とは何か?完璧な美貌と不気味の谷
顔が良いとなにかと得なことが多いのも事実です。顔の良い人は、総じて「そんなことないよ」といいますが、それはともかく、美人は贔屓されます。イケメンは第一印象最高です。今回はそんな「美しさ」を科学的に見た場合の話。
「美意識」の科学:漫画・アニメ的な美しさと錯覚、そして男女差の話
前回は、美意識のベースは「左右対称性」という話をしました。今回は、ではなぜ、誇張の激しい漫画的、アニメ的な表現を美しく感じるのか、という点と、美意識の男女差について触れていきます。何が魅力なのかという事を考える一助になれば幸い。

これらの記事で詳細に触れられていますが、超正常刺激というものがあります。今回は、これをこじらせると大変な事になるかもしれない、という話をしていきます。

さて、改めて簡単に触れますが、異様に等身が高かったり低かったりする少年漫画や、棒きれのような手足に、顔の大半を被う巨大な目を持つ少女漫画に対して、特に女性が「美意識」を感じてしまうのは一体全体どうしてなんでしょう?

実際に、あんな巨大な目をして棒きれのような手足の人間がいたら、ホラー以外の何物でもありません。

これは、人間が人間を美しいと認識する反応「正常刺激」を越えて正常に見える「超正常刺激」であると考えられます。

クジャクは派手なオスのほうがモテる・・・んだったら、人間が過剰に装飾を施してもはやクジャクの形をしてないくらいにデコ盛り熱盛のクジャクを作ると、実際にメチャモテになるそうです。

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細い手足への憧れが過ぎると悲惨な末路が待っている

これと同じことが、幼年期の女の子に起きるとどうなるのか。少女漫画や人形などから刷り込みを受け、それと病的な極端さが合わさると、手足が太くなるのが恐怖で食べない/運動しないようになったりします。

これをこじらせて拒食症に陥ったり、無限整形地獄といった容姿に自ら呪いをかけて生きるようになってしまうと、とても不健康です。

別に少女漫画や人形が悪い、などと言っている訳ではありません。その辺にいる表現規制大好きな連中と一緒くたにされるのは極めて不本意なので勘違いなされぬよう。

虚実を混同して謎の美的センスに囚われる精神が危険だと、そう申し上げたいだけです。

特に若い子に多いのは、手足を細く維持したいがために、食事制限はもちろん、運動もしないというケースです。確かに20代前半までは若さのパワーでなんとかなることもあります。

しかしそれで大学卒業あたりの年齢になってくると、学校がなくなるので急激に運動量も低下し、成長も終わったこともあって、絶望的に体力の低下が起こります。

すでに元々無い筋肉がガンガン減り、100mも歩くだけで息が上がるようになってくると、人間は基本的に低きに流れる生き物なので、「そういう体質」と納得して運動しなくなる・・・という負のフィードバックを重ねがちです。

そうなってしまうと、ちょっとした事故で半身不随生活や、最近流行の若年性突然死といったとんでもないことになりかねません。運動機能の障害については、以下の記事もご参考にどうぞ。

事によってはメタボよりヤバい?ロコモシンドロームに気を付けよう!
ロコモシンドロームとは、ひとまず普及に成功したメタボリックシンドロームに続く、「脱・寝たきり老後」を推進する言葉として、数年前から本格的にあちこちで目にするようになっている言葉。正確にいえば、ロコモティブシンドロームの事です。

そもそも女性は運動しても筋肉は付きにくいものなので、毎日何時間も筋トレしない限り手足の太さが変わるほど筋肉は付きません。常々言っていることですが、「運動はすべてを解決する」といっても過言ではないので、せめて最低限の運動はするようにしましょう。

日々の最低限の運動については、以下の記事で触れています。あわせてどうぞ。

「要介護中年」を避けるための、毎日の最低限の運動はどのくらい?
細い手足を維持したいがために、食事制限に加えて運動もしない、などという事をすると悲惨な思いをする・・・という話を以前しました。では、健康維持のための、最低限の運動とは如何ほどの労力なのでしょうか?

余談

かつてメルマガのおすすめで紹介したこともある「フランケンふらん」という漫画があります。

スプラッターホラー風刺風漫画で、表紙とは裏腹にグロ満載のスプラッターホラー要素満点です。ただ、そうしたグロい一発モノではなく、ストーリーは実に骨太で、まさによくできたB級映画といった感じで非常に面白くオススメ。いわゆるマッドサイエンス漫画としては名作。人造人間であり、天才外科医でもある主人公。人間とは多少異なる価値観のおかげで、毎度、普通に解決しそうな事件を、非常に皮肉たっぷりな面白い展開にしていく作者の見事な手腕に、各話びっくりさせられます。

グロ耐性のないヒトにはオススメできませんが、平気なヒトには全力でオススメしたい名作です。

そして、この「フランケンふらん」の第五巻に、二次元に憧れて全力で美容整形をしていったら・・・というエピソードがありまして、今回の記事に関連して思い出した次第です。

なかなかヘビーなオチが付いているので気になる方はどうぞ(笑)。

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