ヘルドクターくられの「ほんとのところ」:危険なサプリメントの成分

美容と健康
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初出:2016/12/06 Vol.201 サプリメント 要注意成分

くられ
くられ

基本的に毒にも薬にもならないサプリメントだが、中には気をつけなければいけないものもある!

Joker
Joker

いきなり真っ二つですね、先生。それってダメダメだってことじゃないですか・・・

くられ
くられ

いや、ビタミン剤とかを普通に飲むのとかはいいと思うよ。でも、中には健康被害を及ぼすサプリもあってね。

POKA
POKA

はっはっは。クロレラとかアガリクスは重金属愛好家だからな! カドミウムとかもりもり濃縮していくぞ!

Joker
Joker

POKA先生も大概、重金属大好きだと思いますが・・・

POKA
POKA

ウランやプルトニウムを持ってこい! 話はそれからだ!

くられ
くられ

まあ、そういう飲んでヤバいの他に、製造環境がヤバいとかもあるからね。成分の組み合わせの問題もあるし。

Joker
Joker

ああ・・・特定の薬と食品はダメって聞きますし、サプリも例外じゃないんですね。

サプリメントの効果に根拠なし

サプリメント。健康補助食品。これを飲んでおけば、いつまでも元気に、健康に。

聞こえの良い謳い文句でガンガン広告が打たれて売られていますね。

最初にぶっちゃけておくと、サプリメントが「健康に良い」という根拠はありません。

サプリメントは医薬品ではなく、ただの「食品」です。せいぜい「ひょっとしたら健康に役立つかもね」くらいの扱いです。

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そのサプリメント、本当に大丈夫?

華々しい売り文句の下にひっそりと「※効果には個人差があります」「※個人の感想です」と注釈を入れて、効果がなくても逃げを打つ気満々。

一方で、たまたま一緒に配合されてるビタミン類なんかが体から欠乏しているケースだと効果があったように感じたりするわけです。

もちろんそういうのは生活習慣を正せば良くなる範囲のモノでしかないわけですが、そういうのに乗っかる商売だということ。

とまあこういう感じで、ほとんど効果はなく体に害もないのがサプリメントなのですが、しかし。

中には健康被害を及ぼしかねない、危険だったり注意したい成分というのが個人的にはあるので、今回はご紹介していきたいと思います。

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ヘルドクターの「3ヤバ」注意点

「この成分ヤバいよ!」と、一口に言っても、そのヤバさには三種類ほど方向性があります。

個別にサプリメントの要注意成分を見ていく前に、「3ヤバ」として、ポイントをまず押さえておきましょう。

成分そのものがヤバい

まずはシンプルに「成分そのものがヤバい」という場合。

これは端的に摂取すると健康に害が出る・出かねないというものです。安全だと思われていたものが後から問題になることもあります。

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成分の組み合わせがヤバい

続いて「成分の組み合わせがヤバい」

これは、単体だと平気であっても、別の成分と組み合わさることで害を及ぼすパターンです。個別では毒にも薬にもならない成分が、相互作用で「毒」になる、というのは結構あるので無視できません。

製造環境がヤバい

最後に「製造環境がヤバい」です。

品質管理というものは大変重要。特に微量成分などは、ムラになって偏りが生じると、とんでもない過剰摂取になってしまう場合があります。

きちんと製造されたものならともかく、怪しげなサプリでは品質管理どころか衛生面の時点でアウトということも大いにあり得ます。

というところで、この後は個別に気になる成分についてご紹介していきましょう。

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白金ナノコロイド

白金は、単体では非常に安定した金属であり、消化吸収もされません。このため、金箔などと同様に、食品添加物として認められています。

消化吸収されないということは、いずれ体から排出されるので問題ない、ということです。

しかしながら、これがナノコロイドという超微細粒子になると、話が変わってきます。このくらいになると水に溶けるレベルになり、腸管粘膜などに沈着して体内に残ることがわかっているのです。

体に残るとどの程度危険なのか、というのは、よくわかっていません。

何が起こるかわからない、「別に健康に良いとは一言も言っていないモノ」を、わざわざ体に取り入れるリスクを冒す理由はまったくないと言えるでしょう。

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コエンザイムQ10

コエンザイムQ10(ユビキノン)。目立った副作用は無く、1日30mg以内の使用であれば、それなりに悪くない結果が出ている実験データもあります。

じゃあ、コエンザイムQ10は良いサプリメントなんだね! と言えれば良かったのですが・・・これに関しては3ヤバの最後、製造環境のヤバさが問題になります。

それというのも、コエンザイムQ10は、肝心の成分が高価なこともあって、各メーカーによって純度・品質にムラがあるのです。

医薬品と違ってサプリメントですから、この辺が多少いい加減でもスルーされているのが現状。

まして、ことによっては出どころの怪しい、毎回色の違う粗悪品を使うこともあるようでして、何が不純物として入っているのかわかったものではないことも。

この辺のチェックも、サプリメントの場合はかなり怪しいので、そういう意味でも危険度は高いです。

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クロレラ

悪名高き健康食品「クロレラ」。

クロレラは藍藻の一種であり、そして藍藻は本来重金属をため込みやすいので、培養水源にカドミウムや鉛が混じっていると効率よく濃縮してしまいます。

公害病の原因物質を濃縮して取り込んだらどういうことになるかは、言わずとも明白なことでしょう。イヤな意味でミネラル満点です。

また、それ以外にも明白な健康被害が報告されており、肝機能障害、光線過敏症、薬疹などがあります。

クロレラを飲み始めたことによって日光の当たった部分が焼けただれたようになり、特に老人では治癒が困難で、悲惨な状態になることもあるそうで、大変危険なものです。

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アガリクス

クロレラをしのぐ熱狂的信者を持つさらに凶悪なサプリメントが「アガリクス」。

ガンに効くとか宣伝されていることもありますが、まったくの嘘です。

そんな実験データはメーカーの脳内にしかない。

このアガリクスと呼ばれるキノコはハラタケの仲間なのですが、これもクロレラのように高濃度の重金属、カドミウムなどをため込むことが知られています。

これまたつまり、公害病の原因物質を濃縮して効率よく体に取り込むヤバいモノであるということ。

さらに言えば、ガンに効くどころか、発がん性や免疫低下、肝機能低下を引き起こすというアメリカの研究論文による報告もあります。

アガリクスを飲み始めたせいで肝機能が一気に悪くなり、それでも健康にいいと信じて激症化した例もあるので、危険度は高いです。

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トリプトファン

必須アミノ酸であり、小魚などにも多く含まれている「トリプトファン」

一見、無害な印象を受けますが、実は発売後1年間で、推定患者6000人、38人の死亡者を出している超問題成分です。

ごくまれにこのアミノ酸の過剰摂取が劇症的に合わない人がおり、その場合は治癒が極めて困難な筋肉痛を伴う病気を起こすことが知られています。

同様にオルニチンとかもけっこう怖い。

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セントジョーンズワート

海外でのダイエットサプリメント全盛期などによく見かけた「セントジョーンズワート」

単品での服用での重い副作用などは報告されていないものの、様々な薬との飲み合わせで、その効果を、中には命にかかわるレベルで、著しく阻害することが広く確認されています。

3ヤバの2番目、「成分の組み合わせがヤバい」の典型例だと言えるでしょう。

数年前の段階で、厚労省の安全品情報No.160(平成12年5月26日)で「〜により効果が減弱するおそれの高い医薬品について」と告知もされている。

健康のためにサプリメントを飲んで調子を崩しては元も子もないので、なんとも気を付けたいところですね。

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著者紹介

くられ
くられ

サイエンス作家、タレント。シリーズ累計20万部の「アリエナイ理科」シリーズを始め楽しい科学書の分野で15年以上活躍。週刊少年ジャンプ連載「Dr.STONE」においては科学監修を務め、フィクションと実科学との架け橋として活躍中。TV番組「世界一受けたい授業」「笑神様」「MATSU」ぼっちの出演や、YouTubeで80万再生を超える科学動画を「主役は我々だ!」と共同製作も。仕事の依頼や関連情報は https://twitter.com/reraku

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