ヘルドクターくられの「美味しいジュース」講座

生活と科学
Fresh apple juice close up shot
スポンサーリンク

初出:2014/12/16 Vol.98 美味しいジュースの選び方
改稿:2019/08/24

くられ
くられ

本日はジュースの話。果汁100%でなければ「ジュース」とは名乗れないのだ!

Joker
Joker

ああー、なんかその辺やたらめったら細かくガイドラインがあるんでしたね。パッケージに使っていいデザインまで決まっているとか・・・

くられ
くられ

100%でも濃縮還元だったらそう書かないといけないしね。その決められた枠に入るために、加工に限度もある。

Joker
Joker

そこで、ちょっと調整して美味しくしてやろうではないか、というのが今回の趣旨ですか。

くられ
くられ

まあそんな感じ。まー、風味もビタミン類も、絞りたてのフレッシュフルーツジュースが一番っちゃ一番だけど、手頃なものを美味しくするというのも良いんじゃないかなー。

POKA
POKA

はっはっは。ジュースは飲み終わったか? ペットボトルも空になったようだな! これは実に手頃な材料で・・・どうした、話は終わっていないぞ!

Joker
Joker

いや、なんかいつものイヤな予感がしたので・・・

POKA
POKA

まずここに「ピーーーー」と「PPPPPP」を詰めてしっかりとフタを閉めてだな・・・

※最終的に爆発しました。また来世!

100%でなければ「ジュース」は名乗れない

果物から作られるジュース。

自分は季節の果物が好きでフレッシュジュースを良く作って飲んでいますし、バナナやイチゴ、ブルーベリーなどに牛乳+αを足して、ミキサーでブイーンして飲んだりもします。

この辺は個別に記事もあるので関連記事を見て頂くとして、今回はごく普通の市販のジュースの話をしていこうと思います。

「ジュース」と名乗るには、果汁成分が100%でないといけません。そして、その100%のジュースにも、実は種類があるのです。

この辺、ジュースであるかそうでないか、また製法はどうなのか、JAS法で表記について明確にガイドラインが決められています。

スポンサーリンク

パッケージデザインにも規定がある

要するに、無果汁なのにジュースを名乗ったバッタもんとかは許さない、という訳です。他にも、関係法規によって、100%ジュースでなければ「果汁のしずくが落ちている」「果実のスライス」などをパッケージデザインに使えないように定められています。

この辺、100%とそうでないものを見比べると結構面白いです。

100%だとこんな感じで思いっきり断面が見えます。

一方で、果汁35%の商品だと、果実の絵は使えても「スライス」はされていません。しずくにしても「これはオレンジの果汁ではなく水滴なんじゃ」と言い訳ができる範囲になっている次第です。

スポンサーリンク

100%ジュースにも種類がある

さておき、そんな訳でジュースに関してはかなりガイドラインが細かい、というのはわかっていただけたかと思いますが、実は100%ジュースの間でも種類があります。

端的に言えば、濃縮還元なのかストレート果汁なのか、という違いです。

コンビニなどにある安い100%ジュースは濃縮還元というもので、海外で果汁を濃縮し、日本で水を加えて100%に調整したもの。こういう工程を経ているので、ビタミン類が失われている他、香りや風味も本来のものより、どうしても劣ります。

対して、ストレート果汁というのは、国内で圧搾し、最低限の滅菌工程を経て出荷されるものです。こちらは香りや風味が活かされていますが、その分高いです。

この辺、見分けを付けるには、まずはストレート果汁のものを知っているかどうか。違いを知った上で見分ける舌があればそれでよい訳ですが、そうでなくとも、濃縮還元のものは必ず分かるようにラベルに「濃縮還元」と明記されています。

ストレート果汁ジュースは、基本的に美味しいものですが、お手軽なのはやはり濃縮還元のジュースです。

では、この濃縮還元の100%ジュースは、ちょっと残念な、微妙なままで飲むのが正しいのか。実はさにあらず。

ガイドラインが厳しいため、各社「ジュース」というカタにハメるために、加工を最小限しかできないため、どの濃縮還元ジュースも、同じような味になる訳です。

なので、ここからは科学の力を使ってどうやって美味しくするか、というのを考えてみましょう。

スポンサーリンク

濃縮還元ジュースを科学の力で美味しくする

まず、美味しいジュースの方法としては、加糖というダイレクトな方法があります。要するに砂糖を足してやる訳ですね。

ただ、そのまま加糖しても、味が濃くなりすぎるだけ。

なので、加糖した上で水を10%くらい足して90%ジュースに調整することで劇的に美味しくなる商品もけっこうあります。

また、濃縮還元ジュースの元になる原液を多めにいれて、120〜130%ジュースにすると、ストレート果汁に負けず劣らずの風味になるものも。もし甘くなりすぎてしまった場合は、適宜、酸味料などで調整しても良いです。

また混ぜるとおいしくなるのが果物ジュースの特徴で、自分もスーパーで買うのは、もっぱら混合系の100%果汁ジュースです。メーカーによってはかなり調整がうまいものもあるので、好みのものを探してみると良いでしょう。

また、自分でミックスしても良いでしょう。当たり外れもあると思いますが、そこはそれ、組み合わせを探す事も楽しめば良いかと。コツは、少しだけ味の系統がズレたもの・・・ブルーベリーとイチゴとか、そういう感じで組み合わせると、味に深みが出ます。

スポンサーリンク

関連記事

デパ地下生ジュースの再現

パッションフルーツのフレッシュジュース

科学動画で紹介した「バナナミルク」の飽きない作り方

生搾りオレンジジュースの改造

牛乳から作るビタミンラッシー

パクチーでコーラを作る

宣伝

「アリエナイ理科ノ大事典」改訂版が発売されました!

大好評につき早くも第4刷!「アリエナイ理科ノ大事典2」、発売中です。

タイトルとURLをコピーしました