医薬部外品と化粧品の微妙な関係:肌トラブルはまず皮膚科に行こう

美容と健康
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初出:2014/11/25 Vol.95 化粧品の安全性 医薬部外品と化粧品

医薬部外品とは何か?

一般的に化粧品としてドラッグストアや百貨店化粧品コーナーなんかで売られている「化粧品」。一部「薬用化粧品」なんて名乗っているのものありますが、法的には医薬部外品の扱いになります。

ではこの2つの差は一体なんでしょう?

まず「化粧品」というのは薬事法第2条第3項(ググれば出てくる)に該当する使用目的を持った製品で、56項目の使用目的がありますが、まとめると「衛生状態の改善・紫外線からの保護・保湿する」の3種類に尽きます。つまり、「肌を白くする」とか「小じわを減らす」といった効果は化粧品としてはあってはいけないので、「美白」や「美肌」といった文言を使う場合は、パッケージでそのメカニズムと理由を説明する必要が義務づけられています。それでも、化粧品にはそもそも配合できる成分が極めて限られるので、美容効果は無いと言って良く、「良く見せる」「老化を遅らせる」以外の効果を期待してはいけません。

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次に「医薬部外品」こちらは、化粧品に比べて多くの効能効果が認められており、使える薬剤も圧倒的に増えるので化粧品メーカーは「薬用化粧品」と銘打って、美容効果がある(ように思える)商品展開に余念がありません。商品の売り文句も「医薬部外品」は化粧品の「肌にうるおいを与える」の表現が限界なのに対して「あせも、あかぎれ、にきびに」などと具体的に効能を表示できます。

じゃあ全部医薬部外品でええやんけとなりそうですが、認可の下りやすさでは化粧品が圧倒的に楽なので、経費を考えると化粧品もまた魅力的なわけです。

ただ、いずれも「肌を白くする」や「シミを消す」といった、多くの人が化粧品や医薬部外品に求めている部分は実は「医薬品」の本分であり、医薬部外品では効果が望めないものが多いのが現状です。

最近は皮膚科も美容に対して技術が進んでおり、シミや小じわ対策などは、深刻化する前に皮膚科でまずは見てもらうというのが得策です。特にこれからのシーズン、夏場の紫外線ダメージが乾燥によって確定化しやすいので、違和感を感じるなら、まずは皮膚科で自分の皮膚をみてもらい、その上で化粧品や医薬部外品を選ぶのが得策です。

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