【暮らしと科学】そこら辺にある何気ない「科学技術の結晶」

生活と科学
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初出:2017/03/21 Vol.216 俺日記

くられ
くられ

Dr. STONEの科学監修をしていると、ありふれたものをDIYで作り出すのが実は結構大変というのが身に染みる。

Joker
Joker

その辺にあるものを何もないところから再現する訳ですから、作中でもメチャメチャ苦労していますよね。

くられ
くられ

もうねー、実体験だけどライターなしで火起こしするのとか大変なのじゃよー、いや本当。

POKA
POKA

何? 火起こしをしたい? ここに何でも燃やせる空間爆裂絶縁破壊火打ち石があるぞ!

Joker
Joker

それって火が起きるというか消し炭になるというか燃えるまえに何もかも吹っ飛んだり・・・

POKA
POKA

するかもな!(カッ)

※何も残りませんでした。また来世!

すぐそこにある科学技術の結晶

Dr. STONEがアニメになりました。漫画に引き続いて、アニメの方でも科学監修をさせていただいております。

さて、文明が滅んだ後に、DIYでどこまで出来るのか・・・というのがテーマの、サイエンスサバイバル漫画がDr. STONEな訳ですが、監修するにあたって色々と調べていると、つくづく、何気ない身近なもの、どうということのない、当たり前にそこにあるもの・・・そういったものが、実は科学技術の結晶であるということを改めて実感します。

今回はちょっとその辺を、具体例を交えて考えてみましょう。

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実は結構大変な「火起こし」

たびたび触れている通り、自分はよくフィールドワークを行うので、山に登ったりします。

あるとき、山でキャンプをしている時、他のものは揃っているのに、うっかりとライターを忘れてしまった事がありました。

ライターのない状態で火起こしをするというのは、実はかなり面倒です。

ディスカバリーチャンネルのサバイバル番組なんかを見てると、ベア・グリルスやエド・スタフォードが、時に何もない状態から、時にはファイヤースターターを使って、その辺にあるものを火口にして器用に火起こししていますね。

条件が良い時は、火口にファイヤースターターでパパッと火をおこしていたりもしますが、やってみたことがある人ならわかると思います。

あんな簡単には火は付きません(笑)。あれだけ簡単に火起こしできるのはとんでもなく凄い事です。

実際問題、ライターがないだけで、花火や爆竹、ランタンまであるのに、火をおこすに四苦八苦しました。カーバッテリーからアーク放電を出して、それを花火をほぐした火薬を混ぜたティッシュペーパーで火種を拾って、ガソリンをかけた流木に火をつけて、ようやく火をゲットする。そこまでの手間がかかったのを良く覚えています。

故に、一発で火が付くライターって、マジで偉大だなーーー、と思う訳です。

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科学技術の結晶であるクリアファイル

我々の身の回りのものを、何もない状態からDIY可能かどうか見渡していく。

Dr. STONEの監修作業とはそんな感じのものですが、確かに文明が段階的に進歩してきたのが分かります。

そして気が付けば、数多の天才の功績と血のにじむような研究の上に、我々の便利な暮らしは成り立っている訳で、そう考えると、ありふれたものであっても粗末にできない感じがしてきます。

例えば、クリアファイルひとつとってもそうです。

クリアファイルはポリプロピレンの熱可塑性樹脂ですが、気体であるプロピレンが重合して高分子になっていて、可塑剤によって硬度も自在に変えられるとか、考えるだに「すごーーーい」わけであります。

ましてやそこに、おっぱいおっぱいしいエロい絵がプリントされてグッズになって販売されていたりするのも、極めてインクの乗りにくい高分子に展着させる技術(しかもカラーで)がないと成立しません。

「なにそれすごい」としか言いようがないわけです。

身の回りにある些細なもの、ありふれたもの、何という事のないもの・・・それらの中には、優れた科学技術があってこそ、というものばかりだということは、もう少し認識しておいても良い事ではないかと、そう思います。

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