【じょかセレクション】おうちカクテル:食前酒に良い薬草酒・スーズ

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初出:2019/09/10 Vol.345 おうちでお手軽!個人的おすすめカクテル:スーズ編

くられ
くられ

・・・酒瓶と胃薬を並べて何してるの? また二日酔い?

Joker
Joker

いえ、今回紹介する「スーズ」という薬草酒なんですが、どうやら主原料が一部の胃薬にも使われてるとかで。裏書きを見てたんですよ。

くられ
くられ

ふむ。その黄緑色をしたお酒が? なんか見た目エナジードリンクっぽいけど、香りは確かに薬草って感じだね。

Joker
Joker

はい。結構苦味があるんですけど、食前酒なんかには良いですよ。

くられ
くられ

苦味といえば、ここにたまたまデナトニウムがあるんだけど、ちょっと足してみようか。

Joker
Joker

物には程度というものがありますってば・・・マジで飲めなくなるんでそういうのはイタズラだけにしてください(笑)

スーズで作るカクテル

どうも。Jokerです。家で飲むのに手頃なカクテルの話、第二十七回をお送りします。今回ご紹介するのは「スーズ」という薬草酒、そしてそれで作るカクテルです。

以前、カンパリをご紹介した時に、やはり苦味のあるリキュールとして少しだけ触れたことがあります。カンパリよりも苦味が強く、甘みは控えめであり、薬草酒ならではの独特の風味があるので、人を選ぶお酒ですが・・・少なくとも私は大好物です。

あと、例によってエグゾーストキャノンのあの人もお好きなリキュールでもあります(笑)

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スーズという薬草酒

スーズとは、ピカソやダリといった芸術家が好んでいたと言われるフランス原産のリキュールです。主体となる原料は、リンドウ科の植物「ゲンチアナ」の根っこ。アルコール度数は15%です。

このゲンチアナはいわゆる生薬で、非常に強い苦味があるのが特徴。健胃作用があります。ぶっちゃけると、太田胃散にも含まれている成分だったりします。つまりあの苦味の一部がゲンチアナだということで・・・いや、こういうと飲む気が失せそうですが(笑)

まあリキュールになっても効果があるのかは知りませんが、そういう経緯もあって、食前酒として飲まれることもあるようです。

実際のところ、独特の苦味は爽やかさに通じるところもあり、食前酒には向いていると思います。とはいえ、あまりそのまま飲むタイプのお酒ではないので、美味しく飲むためにカクテルにしましょう。

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スーズ・トニック

スーズを飲むなら、それはもう「スーズ・トニック」は外せません。スーズ30mlにトニックウォーターを適量、氷入りのグラスで軽く一混ぜしてやればもう完成。

苦味のあるリキュールにはトニックウォーターがよく合います。見た目はスーズの黄緑色が強く出ていて・・・えーと、ぶっちゃけあれですね、「元気ハツラツ!」の、あの栄養ドリンクみたいな色合いです。

スーズというお酒をとりあえず飲んでみたいという場合、これが一番無難かつオススメでしょう。

前述の通り、食前酒として向いているほか、苦味があるので割と食中酒にも向いていると思います。ちょっと重ための料理の油を流すのにはちょうど良い。

私の場合、ある程度飲み食いして、ではバーで飲みなおすか、なんて時の「二軒目の一杯」として、口の中をリセットしてくれるのが良い感じで、スーズ・トニックを頼むことがあります。気分で電気ブラントニックにすることもあるけど。

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スーズ・モーニ

カンパリ回で紹介したスプモーニ、そのバリエーションが、スーズをベースにした「スーズ・モーニ」または「スーズ・スプモーニ」です。

スプモーニのレシピ同様、スーズとグレープフルーツジュースを同量(30mlほど)、そこにトニックウォーターを適量で作れます。

割合はお好みで良いと思いますが、カンパリが25度なのに比べて、スーズは15度。カンパリと同じ感覚で作るとそれよりかは度数低めのカクテルに仕上がるので、その辺は加減しましょう。

スプモーニの苦味が今ひとつ・・・という方には向かないのですが、むしろちょっと苦味があるのがいい、という方には、ぜひ一度飲んでいただきたいカクテルです。

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エチュード

スーズ20mlに対してシャンパン適量で作られるのが「エチュード」というカクテル。スーズを入れたシャンパングラスにシャンパンを静かに注ぎ入れ、仕上げにそっと一混ぜで完成です。

シャンパンの炭酸の刺激とフルーティーな風味に、スーズの苦味と神秘的な風味が花を添える・・・とかいうとなんとも聞こえがいいですが(笑)、ぶっちゃけるとそのまま飲んで美味しいシャンパンでやるのはちょっともったいないです。

このカクテルが輝くのは、飲んだシャンパン(やスパークリングワイン)が今ひとつ好みに合わなかった時など。

要するに、好みより甘すぎて持て余した時なんかに、ちょっと苦味をプラスしてやる、というのが良い感じです。

お行儀悪いので、家でならともかく、飲みかけのシャンパンに注いだりするのはやめた方がいいと思いますが・・・ちなみに、ワイン回で紹介した「キール・ロワイヤル」、シャンパンとクレーム・ド・カシスの組み合わせなんかもそうで、こちらは甘みのないシャンパンが厳しい、という時向けですね。

シャンパンやスパークリングワインはその性質上、開けてしまうと炭酸が抜けちゃうので飲みきりになることが多いですが、そういう時にこの手の方法を覚えておくと、好みに合わない場合でも美味しく楽しめることがあります。

もちろん、スーズの代わりにカンパリを使って「カンパリ・シャンパン」でも良いですヨ。

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アリエナイ理科ポータル管理人にしてメルマガ編集、配信担当。
薬理凶室の裏方にいる四ツ目の悪魔。
https://twitter.com/JokerLunatic

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