ヘルドクターくられの突然死の科学:何気ない痛みと心筋梗塞・脳卒中

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初出:2014/02/18 Vol.56 何気ない痛みと死に至る病気 心筋梗塞・脳卒中

くられ
くられ

本日は、心筋梗塞・脳卒中の話をお送りする。怖い病気だが、結構、予兆があったりするものなのだ。

Joker
Joker

ああ、心筋梗塞だと、胸が痛いとか、あとは脳卒中だと、まっすぐ立てない発作が出るとかは聞いたことがあります。

くられ
くられ

うむ。細かく見ていくと他にもあってね。心筋梗塞とか、体の左側に痛みを感じ出すとヤバいとか、そういうトリビアがある。

Joker
Joker

なるほど、それは目安になりそうですね・・・ところでPOKA先生? 何を用意してるんですか?

POKA
POKA

はっはっは。痛みや痺れといえば、やはり電気ショックだろう? ここに脳天直撃ハートショック電撃棒があるので、体の左側の痛みという奴を体感させてやろうかと思ってだな!

Joker
Joker

いやそれ、食らったらその場で死ぬんじゃ・・・

POKA
POKA

たぶん三途の川をチラ見するくらいで戻ってこられると思うぞ!

突然死の恐怖

以前、若くして訪れる突然死について特集を組んだことがあります。

不摂生の積み重ねによって、まだ若いのにある日限界を超えて、そのまま起き上がれずに死ぬ。

健康の三本柱「運動・食事・睡眠」をないがしろにし続けるとどうなるのか、という話なのですが、これについての詳細は関連記事からご覧いただければと思います。

今回は、一般的な突然死の原因になる梗塞の類を改めて振り返っておこうと思います。

こう「ウッ」となってバタンと倒れて救急車、そのままお亡くなりになったり、運良く助かっても後遺症が残ったりと、その恐ろしさは聞いたことがあるかと思います。

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梗塞には予兆というものがある

梗塞というと、心筋梗塞や、脳梗塞を含む脳の疾患である脳卒中が具体例として挙げられますね。

ざっくり言うと、心臓や脳の血管が細くなったり、血栓が詰まったりして血流が滞り、酸素や栄養が行き渡らなくなって細胞が壊死を起こす病気です。

先ほども述べた通り、いきなり倒れたりするので、いつ襲ってくるかわからない、カウントの見えない時限爆弾みたいな扱いをされることもあります。

が、しかし、実は本格的な発作が起きる前に、予兆とも言える症状が出ることも多いのです。

何気ない痛みやちょっとした症状が、実は・・・ということもあるので、その辺を具体的に見ていきましょう。

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心筋梗塞の具体的な兆候

まずは、心臓が急停止する病、心筋梗塞から。主な予兆は、胸の痛みや、原因不明の歯の痛み、吐き気にむかつき、勃起不全などです。

とはいえ、これらは他のことが要因だったりすることも多く、これくらいの不快感でいちいち「死ぬかも?」と思っていたら正直、キリがありません。

ただ、これらの症状に加えて「体の左側」に関連する痛みが伴ってくると、心筋梗塞の予兆である、というのが現実性を帯びてくるという、そういうトリビアがあります。

具体的には、「左手の小指が痛い」とか「左腕から背中が激痛」とか、そういう感じ。先ほどの症状に加えてこういうのを感じられたら「ヤバい」と考えて良いというものです。

しかし、これらの症状が出たからといって、即座に心筋梗塞が起きるというわけでもありません。

なので、普段とは何かがおかしい、そう感じて一週間経っても治らなかったら、病院に行って検査を受けるのが良いでしょう。もちろんただの目安であるので、ヤバいと思ったら臨機応変にさっさと医者にかかっても良い。

いずれにせよ、早期発見ができれば、存命する可能性はアップします。

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脳卒中の具体的の兆候

続いては脳卒中について。脳卒中は、高確率で予備段階があります。それが一過性脳虚血発作と呼ばれるものです。

この予備段階では、ろれつが回らない、平行バランスが崩壊し立てなくなる、色が認識できない、顔が認識できない、などなど、明らかに普段から遠く離れたヤバい状態になります。

平行バランスの崩壊は、時として、あらぬ方向からものすごい重力を受けたような感覚になることもあるとか。これらの症状は、10分から20分で終息します。

が、しかし、これを「治った」と放置するか「ヤバい兆候が出た」として病院に行くかが、一つの分かれ道。

ここで病院に行くか行かないかで、存命率は変わってきます。

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注意すべきは老人ばかりではない

これら梗塞の類は、当然ながら老人に多いものです。

また、中年を過ぎてくると、高血圧とか動脈硬化とか、そういうのが気になったり、あるいは持病として持っている人もおり、これまた当然、健康な人よりリスクがあると言えます。

しかしながら、若いからといって大丈夫かというと、そういう訳でもありません。

若い人でも、病気になってしまう時は病気になってしまうもの。

健康というのは、普段から、何もない時から、自分の体の調子をいかによく見ているかが大切です。

普段から体をないがしろにしていると、何か異常があった時にわかりにくい・・・しいては、死ぬ兆候さえ見逃してしまう、そう言えるでしょう。

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著者紹介

くられ
くられ

サイエンス作家、タレント。シリーズ累計20万部の「アリエナイ理科」シリーズを始め楽しい科学書の分野で15年以上活躍。週刊少年ジャンプ連載「Dr.STONE」においては科学監修を務め、フィクションと実科学との架け橋として活躍中。TV番組「世界一受けたい授業」「笑神様」「MATSU」ぼっちの出演や、YouTubeで80万再生を超える科学動画を「主役は我々だ!」と共同製作も。仕事の依頼や関連情報は https://twitter.com/reraku

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