ストレスとの付き合い方:生理学的には3段階のステージがある

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初出:2017/07/11 Vol.232 生理学的なストレスとの付き合い方

生理学的なストレスの話

人間社会というのはとにかくストレスの多いもので、職場によってはストレスフルなところもあるかもしれません。

さて、この「ストレス」というのは一体なんなのでしょうか。

「そんなの、嫌だなーって思うこと全部だよ」って言う人もいるかもしれませんが、その通り。全部ストレスです。仕事が終わらないのも、ガミガミ言う上司も、出来ない部下も、終わらないレポートもみんなストレスです。ではストレスとは生物学的に見ると何なのでしょう?

1936年「ネイチャー」に掲載された論文で、マウスの実験において、知らず知らずのウチにいろいろなストレスを与えてしまっており、それが体の機能やホルモンの量の変化に関係していると事を発見、そしてそれらが3段階に大きくステージが分けられることを紹介しました。これが現代でのストレスが体に影響を及ぼすという今となっては当たり前の事実の突破口となった画期的な論文です。

論文発表者のハンス・セリエは、3段階のステージに「警告反応期」「抵抗期」「疲憊期(ひはいき)」と分けました。警告反応期とは、みなさんも経験があると思いますが、思わぬストレスにより、ドキドキして前後不覚になったり、キョドったり、冷静な判断が難しくなります。このとき脳内では視床下部、下垂体、または副腎皮質から臨戦態勢をとるために各種ホルモンが分泌されます。

抵抗期はストレス自体に適応した状態といえます。ストレスを感じても、「まぁこの程度」と冷静に対応でき、正常な状態を取り戻したように見えます。実際に適切に休息を入れていくと、この抵抗期は体にあまりダメージを残さずストレスに対する反応はここで止まります。しかし、休息を与えないストレスを連続して受け続けると、この抵抗のために分泌したホルモンの副作用や、臓器の酷使によって、ダメージが蓄積してきてそれが顕現してきます。これが第三段階の「疲憊期」といえます。

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こうなると慢性痛や鬱などの物理的に体に歪みが出てくるわけで、ここで引き返せないと、疲弊死まったなしなわけです。問題なのは、どこまでがストレスでどこまでは我慢すべきか・・・ということなのですが、こればかりは本人にしか分かりません。逆にナニもストレスらしいストレスを受けずに社会に出ると、些細なストレスですぐに仕事ができなくなって・・・そして社会からのけ者にされてしまうといこともありえます。社会というのは多くの個性がぶつかる場所なので、ストレスが発生しやすい場所です。

こうした社会でのストレスはその人が選んだ仕事だったり環境なのである程度は仕方ないのですが、不思議なことに、自らストレスを摂取することもあります。それがテレビのニュースです。

ここにきてテレビのディスりかと思われそうですが、そうなのですが、そうでもないのです(笑)。その辺の話はまた今度な!

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