【機械王の休日】蛍光物質の科学:ダイソーの蓄光パウダーを試す

機械工作と科学装置
ガラスの中に蓄光パウダーを閉じ込める
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初出:2019/10/01 Vol.348 機械王の休日:ダイソーの蓄光パウダーを試す

POKA
POKA

ダイソーで調達してきた蓄光パウダーをこうしてガラスに閉じ込めてやってだな・・・

Joker
Joker

おお、UVライトで光ってますね。これちょっと工夫したら良いアクセサリーになりそう。

POKA
POKA

以前、ガラスフリットにピッチブレンド(ウラン鉱石)やユーロピウム試薬を使って、ピカるガラス玉を作ったこともあるが、こっちの方がお手軽である。

くられ
くられ

お、やってるな・・・どれどれ、このパウダーか・・・(ぬりぬり)

Joker
Joker

先生、人の顔にいきなりパウダーを塗りつけるのやめてくださいよ・・・

くられ
くられ

で、こうしてUVライトを当てると・・・よしバッチリ!

POKA
POKA

はっはっは。どうせやるならこの超爆光UVライトで・・・バルス!

機械王の休日、第67回をお送りします。今回のテーマは「蛍光物質と蓄光性」。ウランガラスに強力なUVライトを当ててピカらせているPOKA先生が目に浮かびますが、今回は光を当てたあと、しばらく光り続けるダイソー売りの蓄光パウダーを使って、何かを作るようです。

ダイソーの蓄光パウダー

素材の宝庫、100均のダイソーには定期的に素材探しに出かけるわけですが、今回はUVレジンコーナーに面白いものが置かれていました。

UVレジンに封入して、暗闇で光らせるための蓄光パウダーです。ハンドメイドでレジンのアクセサリーを作る方などは、ひょっとしたら見たことがあるかもしれませんね。ネット通販などでは、色違いのセットなども売っているようです。

蓄光パウダーの組成は硫化亜鉛系が一般的で、今回見つけた品も同様のものと思われます。硫化亜鉛は古典的な蛍光物質として知られ、銀や銅を微量ドーピングしてやることで、蓄光性を持たせることも可能です。

その昔は、こういった品は大きな模型店で蓄光塗料として売られている程度でしたが、今ではダイソーで気軽に手に入る時代。実に調達性が良くなったものです。

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紫外線で光らせる

なにはともあれ、まずは紫外線を当ててピカらせてみましょう。話はそれからだ。

365nmの紫外線に強烈に反応し、このように強く蛍光を発しました。UVランプをオフにしても、薄緑色にしばらく光っています。蓄光物質の特徴ですね。

ちなみにこういう時に手軽なUVライトは以下のような二、三千円程度のモデルがオススメです。

UVライトの価格帯ごとのオススメなんかは別立てでまとめがあるので、関連記事をご確認ください。

硫化亜鉛系の蛍光体は、名前からもわかるように無機系の蛍光物質です。有機物でも蛍光体はありますが、強い紫外線や熱で分解するなど、耐久性はあまり良くありません。

そういった点を考えると、無機系の蛍光体は化学的に安定しており、極めて劣化しにくいと言えるので、使いどころが広がります。

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ガラスを溶かして中に蛍光パウダーを閉じ込める

例えば、極めて熱に強いために、溶けたガラスに混ぜ込んでも、無機系の蛍光体なら大丈夫な場合があるほどです。そこで、ガラス管を使って、こんなものを作ってみました。

ガラス管の端を溶かして塞ぎ、少量の蓄光パウダーを入れたあとに更に加熱を続けて、ガラスの中に閉じ込めたものとなります。

よく冷やした後にUVランプを照射したところ、このようにしっかりと光りました。今回は「ガラスが溶けるほどの熱に晒されても大丈夫」という検証のためにこんなことをしてみましたが、ちょっと細工をすると、面白いアクセサリーになるかもしれませんね。

UVライトと蛍光物質はいいぞ、諸君!

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前回、磁石と熱の記事はこちら

オススメのUV-LEDライト

普通のLEDライトのオススメはこちら

蛍光ガラス玉を作る

100均工作:実験用台座を作る

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