肌が青色に変色して治らなくなる超危険なサプリメント・銀コロイド水

美容と健康
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初出:2013/01/28 Vol.1 お水さんありがとう(笑)

Joker
Joker

ふむ・・・「お水さんありがとう(笑)」と・・・

くられ
くられ

おや、ずいぶん懐かしい記事を読んでいるね。メルマガの初回に載せた記事か。

Joker
Joker

ええ、肌が青くなる水とか怖いですね・・・流石に当時、この銀コロイド水の宣伝記事を載せてたニュースは消えちゃってますが・・・

くられ
くられ

しかし、ずいぶん前から健康被害は報告されてるのに、消えるどころか最近の事情に乗っかって「コロナ対策」とか銘打って売り出してるところもあるんだよね。困ったものだ。

Joker
Joker

いわゆる「水」を売る商売はアレなの多いですが、飲んで健康被害が出るものを売るのは悪魔の所業としか言いようがないのでは?

くられ
くられ

いや、本当にどうかと思うよ、実際(・・・四つ目のある悪魔がなんか言ってるな)。

銀コロイド水・銀イオン水・コロイダルシルバー

記念すべきメルマガ初回の記事は「銀コロイド水」の話でした。この話を今回はまとめ直してみようと思います。

銀コロイド水。銀イオン水とか、コロイダルシルバーなどとも呼ばれているもので、天然の抗菌成分などと謳われているサプリメントですが・・・

当時のニュースサイトに普通に掲載されていて、大手でも詐欺商法のステマをするようになったのかと唖然呆然としたものです。

しかし、未だに販売されているどころか、最近のコロナ禍に乗っかって、体に無害で健康に良いとか、アルコール不使用で殺菌作用がとか、そういう売り文句が出てくる始末・・・

この銀コロイド水は、長期間摂取を続けると、銀皮症(Argyria)という肌が青色になる病気を引き起こすものです。

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言語道断の健康被害:肌が青色に!

この手の文字通り「水を売る商売」は山ほどあって騙される人が多いわけですが、水素水とか効果もなければ害もないものはまだしも、明白な健康被害が確認されている銀コロイド水を売り捌くのは、ちょっと許されざるものがあります。

ましてやコロナ禍の不安を利用しようなどとは、言語道断というものでしょう。

というわけで、ここでちょっと銀皮症、ないし銀沈着症、英語では「Argyria」と呼ばれる症状についてクローズアップ。

銀コロイド水や、それを含むサプリメント類に含まれる、コロイダルシルバーという超微粒子の銀。これを長期間摂取し続けると、じわじわと皮膚などの組織に銀が沈着します。

肌の細胞に沈着した銀は刺青のように残り、構造色として青色の肌・・・宇宙戦艦ヤマトのデスラー総統を思わせる、恐ろしい青みのきつい肌の色になってしまいます。

銀皮症 - Wikipedia
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美容と健康のためのつもりが・・・

美容のために、健康のためにと飲んでいたら、肌が斑に青色になってしまい、元に戻せないというのはあまりにも酷な話です。

「Argyria」で画像検索をすると、割と衝撃的な画像が出てきます。

Argyria - Google Search

これほど因果関係がはっきりとした副作用が確認されているのに、それを隠して、かつ、実証もされていない効果を喧伝して販売するのは、法的にはどうあれ、問題としか言いようがないでしょう。

売るなら売るで「健康になるかもしれません、ただし肌は青くなります」と、きちんと明記しようぜ。

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食品衛生基準と水

というわけで、そんな銀コロイド水なわけですが、列挙するとキリがないほど水の話は出てくるわけです。

が、しかし、日本の食品衛生基準というのは割と厳しく、別に水道水を飲み続けたって何一つ問題ありません。

だいたいにして、基本的にミネラルウォーターとして販売されているものは、この基準に照らし合わせた場合、煮沸消毒が必須になります。

当然のことですが、煮沸するとミネラルの多くは失われてしまうわけです。これは、ポットの底にこびりついているカルシウムなどを見るとわかりやすいですね。

こうして失われたミネラルを後で足しているメーカーもあるわけで、天然水とは・・・という感じです。

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水道水の方が基準が上

加えて言うと安全基準では水銀やヒ素といった有害元素の含有量の基準も「毎日飲むものでは無い」という理由からかなり緩く、ボトル入りのミネラルウォーターを水道水代わりに飲むのは、水道水よりいらないものを摂っていることになることもあります。

この辺はより詳しく解説した記事が別にあるので、気になる方は関連記事からどうぞ。

・・・何? 水にありがとうと言えば良い波動が? 寝言は寝てからいうものです。

この手のオカルト科学は巧妙に権威(っぽいもの)を持ち出したりしてアレなのですが、今回は割愛、気になる人は左巻先生の「水はなんにも知らないよ 」を読まれるとよいでしょう。

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著者紹介

くられ
くられ

サイエンス作家、タレント。シリーズ累計20万部の「アリエナイ理科」シリーズを始め楽しい科学書の分野で15年以上活躍。週刊少年ジャンプ連載「Dr.STONE」においては科学監修を務め、フィクションと実科学との架け橋として活躍中。TV番組「世界一受けたい授業」「笑神様」「MATSU」ぼっちの出演や、YouTubeで80万再生を超える科学動画を「主役は我々だ!」と共同製作も。仕事の依頼や関連情報は https://twitter.com/reraku

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