デッドリーダイエットの歴史:海外の「痩せる薬」の危ない事情

美容と健康
スポンサーリンク

初出:2015/08/11 Vol.132 海外ダイエット薬変遷
改稿:2019/12/08

くられ
くられ

本日は、海外のダイエット薬の歴史についてご紹介しよう!

Joker
Joker

デッドリーなダイエットの話ですか。一時期いろいろ試しておられましたよね。

くられ
くられ

今となってはもう入手できないものばかりだがな。濫用されたり、やりすぎて健康被害どころか本当にデッドしてしまうと規制もされる訳だ。

Joker
Joker

さもありなん・・・ところで、最近はYouTubeの広告なんかでも「飲むだけで痩せるサプリ」とか流れてますよね。

くられ
くられ

効果などある訳がない(笑)。みぃぃぃ〜〜〜んな、ゴミィィィィィ〜〜〜!

Joker
Joker

ま、本当に効果あるなら、庶民相手に商売するよりお金持ちに高額で売りつければいい話ですもんね。

くられ
くられ

そもそも効果があるなら医薬品として流通させればいいのである!

Joker
Joker

・・・ところで、ここにある見るからに怪しい瓶に入った薬は一体なんですか?

くられ
くられ

本当によく効くダイエット薬だよ。みるみるうちに痩せるが、みるみる寿命も減っていくぞ!

※フィクションです。本当にそんな薬がある訳じゃありません・・・と、そう思っていたんですが、なくもないようです。気になる人は関連記事からどうぞ。

痩せる薬の変遷

一粒飲めばみるみる痩身。そんなサプリメントはありません。

最近ではテレビどころかYouTubeの広告にも「飲むだけで痩せるサプリ」とか平気で流れてきますが、薬機法で定められた医薬品ではない以上、薬としての効果などありません。価値がない!

そもそもちゃんと本当に効果があるなら、サプリなんていう抜け道商売ではなく医薬品として流通しているはずです。

とはいえ、多少の副作用に目をつぶれば、痩せる薬というものは、実はそれなりに候補が浮かび上がってきます。

ダイエット薬の歴史というのは非常に浅く、ここ20年くらいの歴史ですが、数々の変遷がありました。

今回は特に海外で一時期流行し、そして衰退していった「ダイエット薬」の歴史を振り返ってみましょう。

スポンサーリンク

元祖ダイエット薬「麻黄」

ダイエット薬として「元祖」と呼ばそうなのは、麻黄です。

効果があるのは、麻黄に含まれているエフェドリンという覚醒剤に近い物質であり、これの効果で脂肪を体温に変換させやすく、その結果として減量効果が期待できるというもの。

また、エフェドリンはカフェインとの相乗効果で体温を上げたり心拍数を上げるので、消費カロリーがガクンと増えます。

ただし、このダイエット方法では、痩せたとしても「やつれる」だけで、シェイプアップにはならないという、本末転倒の危険性を孕んでいます。

一時期、こうしたエフェドリン含有のサプリメントが海外で流行し、日本国内でも個人輸入して使う人がいたりもしましたが・・・濫用や健康被害が発生したのは、さもありなん、という感じ。

2000年には合成エフェドリン類似物質であるPPAがアメリカで規制、2004年にエフェドリンサプリメントの販売禁止などを受けて、事態は収束しました。

いっぱい死んだしね。しょうがないね。

スポンサーリンク

ステロイドでダイエット

2000年に入ってからは、筋肉増強剤であるステロイドホルモンがダイエットに使われるようになります。

最初はメチルテストステロンやスタノゾロールといった古くからボディビルダーなどが使っていた薬が好んで使われました。

しかしダイエット目的には副作用のリスクが大きすぎることや、より副作用の小さいものということで、11-OXOなどの大ヒット商品などが生み出され、女性も使えるボディシェイプアップ薬ブームが2003年前後に起きます。

拙著、デッドリーダイエットもこの辺に出たわけです(笑)。

しかしこのブームはメジャーリーガーのマグワイヤ選手のドーピング告白に端を発したメジャーリーグのドーピング規制、2005年をピークに製造メーカーが次々と撤退。現在は法的に規制はされていないものの、ほとんどの商品が通販サイトから消え購入不可能になりました。

2008年にはほぼすべてのステロイド系ドーピング薬が消え、ダイエット薬の業界は醒めていった感じがあります。

スポンサーリンク

その後の流れ

こうした流れですっかり勢いを失ったようでいて、しかし2009年、アンチエイジングで使われていた薬が、サプリメントメーカーから安価で供給されるようになり徐々に盛り上がりを見せました。

DHEAやHCGなどがもてはやされていたものですが、過去のステロイド系に比べると副作用はほとんどないものの、効果はかなり穏やかなものになります。

また、2010年に入り、糖尿病の治療薬として、その副作用で内臓脂肪が減るということが報告されていた「メトホルミン」のデビューを臭わせる発表が世界各社、日本でも発表がありましたが、現在もまだ動きはないようです。

メトホルミンは臨床試験の段階ではかなり優秀な成績を上げているようですが、ネガティブな意見も多いようで、まだ動きはありません。

ちなみに自分も山ほど飲んでみましたが・・・まったく痩せませんでした(笑)。もともと太っていない人を絞るほどの効果はないようで・・・(笑)。

スポンサーリンク

関連記事

冒頭茶番、本当にヤバい奴はくられ先生がトカナで紹介しています。

【服用厳禁】爆速で脂肪を燃焼する「死のダイエット薬・DNP」が怖すぎ! 痩せる代わりに、がん・脳障害・白内障…くられ解説! - TOCANA
【ヘルドクター・クラレのググっても出ない毒薬の手帳】第30回 2,4-ジニトロフェノール(DNP)今回のテーマは欧米で話題の激ヤセドラッグ・DNP。掲示板「reddit」ではこの薬とステロイドだけでムキムキになったという画像が話題になりましたし、日本では、1週間で30kg痩せたというエピソードも出回...

薬局売りのダイエット薬

防風通聖散は漢方として昔から肥満に処方されている数少ない薬です。

難消化性デキストリンでお手軽ダイエット

ダイエットサプリの実情

くられ先生のダイエットコーヒー

「ダイエット」記事一覧

ダイエット
「ダイエット」の記事一覧です。

宣伝

「アリエナイ理科ノ大事典」改訂版が発売されました!

大好評につき早くも第4刷!「アリエナイ理科ノ大事典2」、発売中です。

タイトルとURLをコピーしました