デッドリーダイエットの歴史:海外の「痩せる薬」の危ない事情

美容と健康
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初出:2015/08/11 Vol.132 海外ダイエット薬変遷

一粒飲めばみるみる痩身。そんな薬はありません。

何? テレビでやってる? あんなものに入っているものは薬事法で定められた薬未満のものが入っているもの、価値はない。そもそも本当に効くなら医薬品として流通しているっつうの。

とはいえ、多少の副作用に目をつぶればやせ薬というのは、それなりに候補として浮かび上がってきます。ダイエット薬の歴史というのは非常に浅く、ここ20年くらいの歴史ですが、数々の変遷があります。

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「痩せる薬」の変遷

まず元祖ダイエット薬としては麻黄です。麻黄の中にはエフェドリンという覚醒剤に近い物質が入っており、それが脂肪を体温に変換させやすく、その結果減量効果が期待できます。また、エフェドリンはカフェインと相乗効果で体温を上げたり心拍数を上げるので消費カロリーはガクンと増えます。ただこのダイエット方法では、痩せたとしても「やつれる」だけでシェイプアップにはならないという本末転倒の危険性を孕んでいます。

そして2000年に合成エフェドリン類似物質であるPPAがアメリカで規制、2004年にエフェドリンサプリメントの販売禁止などを受けて収束しました。

危ないしね。いっぱい死んだしねー。

2000年に入ってから、筋肉増強剤であるステロイドホルモンがダイエットに使われるようになります。
最初はメチルテストステロンやスタノゾロールといった古くからボディビルダーなどが使っていた薬が好んで使われました。

しかしダイエット目的には副作用のリスクが大きすぎることや、より副作用の小さいものということで、11ーOXOなどの大ヒット商品などが生み出され、女性も使えるボディシェイプアップ薬ブームが2003年前後に起きます。拙著、デッドリーダイエットもこの辺に出たわけです(笑)。

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しかしこのブームはメジャーリーガーのマグワイヤ選手のドーピング告白に端を発したメジャーリーグのドーピング規制、2005年をピークに製造メーカーが次々と撤退。現在は法的に規制はされていないものの、殆どの商品が通販サイトから消え購入不可能になりました。

2008年にはほぼすべてのステロイド系ドーピング薬が消え、ダイエット薬の業界は醒めていった感じがあります。

しかし2009年、アンチエイジングで使われていた薬が、サプリメントメーカーから安価で供給されるようになり徐々に盛り上がりを見せます。
DHEAやHCGなどがもてはやされていますが、過去のステロイド系に比べると副作用は殆どないものの、効果はかなり穏やかなものになります。

2010年に入り、糖尿病の治療薬として、その副作用で内臓脂肪が減るということが報告されていた「メトホルミン」のデビューを臭わせる発表が世界各社、日本でも発表がありましたが、現在もまだ動きはないようです。
メトホルミンは臨床試験の段階ではかなり優秀な成績を上げているようですが、ネガティブな意見も多いようで、まだ動きはありません。

ちなみに自分も山ほど飲んでみましたが・・・まったく痩せませんでした(笑)。もともと太っていない人を絞るほどの効果はないようで・・・(笑)。

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